Instagramで企業アカウントを運用!自社でも出来る集客方法
更新日:2022年07月07日
最近では、多くの企業が集客やブランディングのためにInstagramを活用しています。
今までやったことはないけど、自社でも取り入れてみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
今回は、Instagramの企業アカウント運用について詳しく解説します。
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Instagramにおける企業アカウント
実は、Instagramには「個人アカウント」と「プロアカウント」の2種類があります。
個人アカウントは一般のユーザーが使っている普通のアカウント。
プロアカウントは企業やクリエイター向けのアカウントで、ビジネスに役立つツールが多数備わっているのが特徴です。
名前にプロとついてはいますが誰でも利用可能で、個人アカウントから簡単に切り替えることができます。(もとに戻すことも可能)
プロアカウントには「ビジネスアカウント」と「クリエイターアカウント」の二種類があり、少し機能が異なっています。
今回は企業や店舗向けであるビジネスアカウントについて解説していきましょう。
できること
ビジネスアカウントで出来ることは、主に以下の4点です。
- ビジネスプロフィールを設定できる
- 投稿への反応などを分析できる
- ショッピング機能が利用出来る
- 広告の配信がおこなえる
ビジネスプロフィールを設定できる
ビジネスアカウントでは、通常のプロフィールに加えてビジネスの情報を登録することができます。
ビジネスのカテゴリや連絡先・住所といった営業情報のほか、「電話」「メール」「道順」というボタンを設定することも可能です。
これらのボタンから直接連絡や経路の確認をおこなうことができるという便利な機能ですので、必ず設定しておきましょう。
投稿への反応などを分析できる
ビジネスアカウントでは、「インサイト」機能を用いてユーザーの反応をチェックすることができます。
見ることができるのは「投稿別インサイト」と「アカウントインサイト」の2つ。
投稿別インサイトは、その名の通り投稿別にアクセス状況や、いいね・コメント、保存などのユーザーアクションを確認できる機能です。
自分の投稿に表示されている「インサイトを見る」から確認してみましょう。
対してアカウントインサイトでは、アカウント全体の状況を見ることができます。
年齢や性別といったフォロワーの属性、よく見られている時間帯、過去のアクセス状況などが閲覧可能な機能です。
ショッピング機能が利用できる
Instagramには「ショッピング機能(Shop Now)」というものがあります。
これは、Instagram内の投稿から、直接商品の情報を見たり購入したりできる機能です。
投稿の写真をタップしたとき、商品名や金額が書かれたタグが表示されたという経験はないでしょうか。
これをタップすると、商品詳細頁に移動しそこからサイトに移動して、その商品を購入することができます。
ECサイト(通販サイト)を持っている方におすすめの機能です。
広告の配信ができる
料金はかかりますが、Instagram内に広告を配信することもできます。
手順はそれほど難しくありませんので、予算に余裕がある場合は試してみてはいかがでしょうか。
▼関連記事 Instagram広告の出し方について
注意点 アカウントを非公開にできない
プロアカウントに切り替えるにあたって、ひとつだけ注意点があります。
それは「アカウントを非公開にできないこと」です。
アカウントを非公開にする、とはいわゆる鍵アカウントのこと。
非公開にしたい場合は一旦個人アカウントに切り替え直す必要がありますが、その間はインサイトが見れなくなりますのでご注意ください。
ビジネスアカウントの作り方
では、ここでビジネスアカウントの作成方法を紹介します。
複雑な手順は必要ありませんので、すぐに開設することができます。
通常通りInstagramのアカウントを作成
まずは通常のアカウントを作成します。
アカウント名はブランド名や店舗名にしておきましょう。
「プロアカウントに切り替える」をタップ
プロフィールの入力が終わったら、設定から「プロアカウントに切り替える」をタップします。
すると、切り替えの案内が出てきますので、それに沿って進みましょう。
ビジネスのカテゴリを選択し、アカウントの種類を「ビジネス」「クリエイター」のどちらかから選びます。
その後、連絡先と住所の情報を登録したら切り替え完了です。
ビジネス用のプロフィールを設定
切り替えが済んだら、ビジネス用のプロフィールを設定しましょう。
ここで意識すべきポイントは、プロフィールを読めばビジネスの内容がすぐにわかるように情報を記載することです。
WebサイトのURLも表示しておくことができますので、サイトを持っている場合は設定をおすすめします。
企業アカウント運用のポイント
ここからは実際に運用していく上でのポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- 定期的に投稿をおこなう
- プロフィールの情報を充実させる
- 積極的にコメントへの返信をおこなう
- ユーザーの投稿にいいねする
- 参加ハードルが低いキャンペーンを実施する
- ジオタグを設置する
定期的に投稿をおこなう
毎日ではなくてもいいので、定期的に投稿していきましょう。
よくある失敗のケースとしては、アカウントを作ってから最初の数日だけ投稿し、そこで反応がもらえずに放置してしまうことがあります。
Instagramに限らず、SNS運用はすぐに成果が出るわけではありません。
フォロワーを増やし、コンバージョンにつなげていくためには、長期的な視点で継続的に投稿をおこなうことが大切なのです。
プロフィールの情報を充実させる
SNSのプロフィールは名刺のようなもの。
ユーザーが投稿を気に入ってくれたとしても、プロフィールを見てどんなサービスを行っているのかわからなければ、すぐに離れてしまいます。
サービス内容やWebサイトのURL、連絡先など、プロフィールにはできるだけ詳しい情報を記載しておくようにしましょう。
積極的にコメントへの返信をおこなう
ユーザーから届いたコメントには積極的に返信しましょう。
ユーザーとコミュニケーションを取ることによって親近感を高めることができます。
中にはネガティブなコメントもありますが、こういったものにこそ誠実に対応することで逆に信頼を得ることに繋がります。
ユーザーの投稿にいいねする
一般ユーザーの投稿に「いいね」をつけ、自社のアカウントの閲覧を促すという方法もあります。
自社に関連するキーワード・ハッシュタグで検索をおこない、将来的に顧客になりそうなユーザーの投稿にいいねしましょう。
一度にいいねをしすぎるとアカウントに制限がかかってしまう場合もありますので注意が必要です。
参加ハードルが低いキャンペーンを実施する
キャンペーンを実施するのも集客や認知拡大に効果的です。
ただし、参加ハードルが高いとユーザーも参加しにくくなるため注意しましょう。
専用のハッシュタグをつけて投稿する、公式の投稿をリポストするなど、手軽に参加できる内容にすることをおすすめします。
▼関連記事 SNSキャンペーンについて
ジオタグを設置する
ジオタグとは写真や投稿に付与できる位置情報のこと。投稿画面の「場所を追加」の欄から設定します。
これをつければ、ユーザーは投稿を見ると同時に店舗の場所を知ることができるのです。
また、Instagramでは位置情報から投稿を検索する機能もあり、そうした検索をおこなうユーザーに投稿を見せることができるのも大きな利点でしょう。
企業アカウントのメリット・デメリット
企業アカウントを運用していくことで生まれるメリットが大きいのは事実。
ですが、デメリットもゼロではありません。
Instagram運用の利点と注意すべき点をそれぞれ見ていきましょう。
メリット
- お金をかけずに集客できる
- ブランディング・認知拡大に役立つ
- ユーザーの生の声を聞くことができる
Instagramの利用は無料です。お金をかけずに集客を行いたい場合は最適といえるでしょう。
また、発信した情報に対する反応をリアルタイムで見ることができるため、ユーザーの好みやニーズを把握しやすいのもメリットです。
デメリット
Instagramは無料で利用できますが、運用には人的なコストがかかります。
定期的に投稿するとなると文章作成、写真撮影など、それなりの手間になるでしょう。
また、炎上のリスクもあります。不用意な発言は企業自体の信用を落とすことになるため細心の注意を払って投稿することをおすすめします。
これらのデメリットを回避するには、代理店に運用代行を依頼するのもひとつの手です。
▼関連記事 SNSの運用代行について
企業アカウントの活用事例
最後に、実際にInstagramを運用されている企業の事例を紹介します。
クラシル
クラシルは料理のレシピ動画を配信しているサービスです。
人気のオリジナルレシピ動画はメインターゲットの主婦層によく見られています。
ユニクロ
世界的にも有名な衣料ブランド、ユニクロ。
新商品の紹介や、実際の着こなし例などをInstagramで発信しています。
Instagramは視覚的な訴求が得意なため、ファッションとは特に相性がいいといえるでしょう。
コメダ珈琲
コメダ珈琲は名古屋発の喫茶店チェーン。
Instagramではドリンクやデザート、料理の写真を多数投稿しています。
ひとつひとつの構図や色味にこだわり、雰囲気も店内のように落ち着いた印象なのが特徴です。
ANA
航空会社ANAのアカウントで投稿されているのは、飛行機から見える景色や添乗員の写真など、バラエティに富んだ投稿です。
専用ハッシュタグを使ったユーザー参加型のキャンペーンで、積極的に顧客とのコミュニケーションを図っています。
まとめ
今回は企業のInstagram運用について解説しました。
Instagramはうまく使えば、低いコストで高い集客効果を発揮することができます。
長期的な視野を持ち、継続して取り組んでいくことが大切です。
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