コーポレートサイトの費用相場を価格帯別に解説

更新日:2023年03月10日

費用相場に幅があるコーポレートサイトの制作費。

制作するコーポレートサイトの仕様によってピンキリとは言え、検討段階でおおよその費用感は知っておきたいですよね。本記事では価格帯別にどのようなコーポレートサイトを制作できるかを解説します。

>>知らないと損する「コーポレートサイトの勝ちパターン」

コンテンツ一覧

価格帯別に見る制作可能なコーポレートサイト

費用相場を把握するために、予算に応じてどのようなコーポレートサイトを制作できるかを見ていきましょう。

もし予算内で希望するコーポレートサイトを制作できるなら問題ないですし、予算を超えるなら要件を見直して予算内で制作できるコーポレートサイトの検討も必要になります。

費用相場の例:30万円以下

30万円以下の費用で制作できるコーポレートサイトは、サイトを持っておくだけの位置づけ。

デザイン面・機能面も制約が多く、制作できるページもごくわずかになるのが一般的な相場です。

制作会社ではこの価格帯でのコーポレートサイト制作ができないことも多く、フリーランスや個人で経営する制作会社のように低コストで対応してもらえるところへの依頼が必要になる可能性が高いでしょう。

 

また、初期費用が極端な低価格や無料の設定になっている場合は、コーポレートサイトを制作した後に毎月の支払いが最低契約期間縛りとセットの可能性が高いため注意が必要。

低価格で制作サービスが成り立つには何か理由があると考えるのが自然ですよね。

費用相場の例:30万円~70万円

一般的な制作会社でのコーポレートサイト制作で、最低限のサイトを構築する際に必要な費用相場は30万円~70万円が一つの目安。

名刺代わりとして企業の顔となるコーポレートサイトのトップページを作り込み、他に最低限必要なコンテンツを数ページ用意するとこの価格帯になります。

 

この価格帯で制作できるコーポレートサイトは、企業ホームページとして十分な品質を担保しながらも、機能は抑えた10ページ以下のコスト重視型サイト

起業したばかりで見栄えの良いコーポレートサイトを一旦用意しておきたい、外部サービスを利用したページは持っているけどまだコーポレートサイトは用意していないから作っておきたいといった場合にはこのぐらいの費用相場で制作が可能です。

費用相場の例:70万円~120万円

コーポレートサイトに自社の強みや提供サービス・商材、実績やお客様の声、求人ページにIR情報など定番のページを取り揃えていくと100万円前後の価格帯が目安の費用相場となります。

資料請求フォームやお問い合わせフォームの機能実装もこの価格帯なら実現可能。

 

高いクオリティと機能を担保したコーポレートサイトを制作するなら、このぐらいの費用相場を基準に予算確保することをオススメします。

間に合わせのコーポレートサイトではなく、自社に興味を持ったサイト訪問者に対して自社に関する情報を十分に提供するならこのぐらいの予算を投資して作り込みましょう。

 

提供サービスや取り扱い商材数が多い、事例紹介数が多いなどの理由で制作するページ数が増えたり、動画制作や撮影・取材といったコンテンツ制作まで依頼したり、要件によっては費用相場を超える投資が必要になることも。

自社でできることと制作会社へ依頼することを見直すことで予算の調整もできるため、具体的に制作費用を算出する際は一度制作会社へ要件を伝えて見積もり依頼するのが確実です。

費用相場の例:120万円以上

コーポレートの基本コンテンツを取り揃えるだけでなく、他の機能も強化するなら120万円以上の費用が相場となります。

例えばコーポレートサイトに加え、採用サイトを組み込んだり、ブログメディア(狭義のオウンドメディア)を実装したり、より大きな成果を上げるコーポレートサイトを構築する際の費用相場

他にも制作するページ数が10ページや20ページでは収まらないボリュームの場合もこの費用相場になると想定しておきましょう。

 

Web戦略の中でコーポレートサイトを重要な位置づけとして考えて活用していくならこのぐらいの費用を投資して集客や獲得につながる機能を盛り込む必要があります。

決して手軽な投資ではありませんが、コーポレートサイトがビジネスに貢献する資産になるため投資する価値は十分にあると言えるでしょう。

 

また、この価格帯でコーポレートサイトを制作する場合はその後の運用にかかる費用もあらかじめ見込んでおく必要があります。

ブログメディアの場合はコンテンツ制作の運用が欠かせませんし、アクセス解析によるサイト改善も含めて制作後の運用がその後の成果を左右するため、内製対応できることと運用面で外注することの整理も重要です。

 

目安となるコーポレートサイトの費用相場はあるものの、制作する要件次第で大きく変動するのが実際のところ。自社が立ち上げるコーポレートサイトの費用を知るには制作会社へ相談して要件を固めた上で、制作会社から見積もりをもらうのが費用の把握をする一番簡単で確実な方法です。

相談や見積もり依頼は無料のため、ぜひこちらのフォームから直接見積もり依頼もご検討ください。

どのようなサイト構成が良いかといったアドバイス、他社事例や業界動向のような情報も得られるため、自社だけで決める前に相談してみるのもオススメです。

費用保守費用の相場

コーポレートサイトを制作した後に必要な保守費用も想定しておきましょう。

ドメインやサーバーを制作会社に手配してもらう際にかかる管理費用に加え、定期的なページ更新を依頼したい場合も保守費用がかかります

せっかくコーポレートサイトを制作するなら、サイト公開後の運用もしっかりおこないたいですよね。

WordPressを始めとするCMSでコーポレートサイトを制作し、更新は自社でおこなう運用も一つの方法ですし、更新作業まで制作会社へ依頼する方法もありますので、自社のリソースや予算を踏まえて判断しましょう。

補助金の活用で相場より低予算での制作も

コーポレートサイトを作り込むと決して安くない費用がかかりますが、補助金を活用できると相場よりも低い予算で制作できる場合ばあります。

持続化補助金

持続化補助金(正式名称:小規模事業者持続化補助金)とは、小規模事業者が事業を継続するために、経営計画を策定して取り組む事業者の経費を補助金で支援する商工会議所の事業です。

条件を満たす場合はコーポレートサイトの制作費に対して該当する補助率に応じた補助金を受け取ることが可能

詳しい条件や持続化補助金に関する最新の情報は以下のページで随時更新しています。

IT導入補助金

コーポレートサイトにMAツールを組み込む場合やECサイトを構築する際に検討したいのがIT導入補助金の活用。

補助金の対象となるITツールを「IT導入支援事業者」として登録された制作会社へ依頼することで、条件を満たす場合に補助率に応じた補助金を受け取ることができます。

弊社もMAツールやECサイトのIT導入支援事業者に登録されているため、IT導入補助金のご案内が可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。

コーポレートサイト制作の費用相場と変動要素

コーポレートサイトの制作費は要件次第で変動するもの。

では、費用相場とも関係する費用の変動要素にはどのようなものがあるのか、代表的な項目をご紹介します。

制作するコーポレートサイトの規模

コーポレートサイトの見積もり項目の中で、どのようなコーポレートサイトでも共通してかかる基本設計費やディレクション費用とは別で大きく変動する要素の一つがデザイン費用やコーディング費用。

これらはページごとに工数がかかるため、ページ数が増えると比例して費用も増加します。

システム開発の有無

資料請求やお問い合わせに必要なメールフォームの実装やCMSのカスタマイズの有無や規模に応じて変動する費用もあります。

自社で利用中のシステムをコーポレートサイトへ組み込む際に開発が伴うことも。

一般的な使い方であれば大きな費用にはなりませんが、自社独自のシステム要件がある場合やスクラッチ開発にまで及ぶとシステム開発は大きな費用になります。

制作の依頼先

フリーランスへ低コストで依頼するか、安心して制作会社へ依頼するかでも費用の相場に差がでるのは前述の通り。

制作会社の中でも小規模・中規模の制作会社と大規模な制作会社では価格設定に差が出ます。また、制作会社の中でもデザインに強みを持つ制作会社、システム開発に強い会社、マーケティングが得意な会社のように、制作会社ごとに得意領域が分かれます

費用面での検討はもちろん、コーポレートサイトを制作する目的や依頼先を決めるにあたって優先する条件によって、ベストな依頼先が変わるため自社の状況を踏まえて比較検討してみましょう。

制作スケジュール

コーポレートサイトの制作には初回の打ち合わせからサイト公開までの目安として、2~3ヶ月はかかるもの。通常より短い期間で制作依頼する場合は特別料金がかかる場合があります。

このようなケースの背景として、通常対応では間に合わない制作業務を夜間対応や協力会社との協業によって対応するなど、通常業務よりもコストがかかることが挙げられます。

余裕を持ったスケジュールで計画的に依頼することで余計な費用を抑えることができるということですね。

依頼する業務範囲

自社で対応する業務と制作会社へ依頼する業務の仕分けによっても費用が変動します。

原稿や画像などの素材提供

テキスト原稿や画像を制作会社へ依頼すると、素材を用意するための費用が発生します。

スマホ対応

スマホ対応にも費用がかかります。

ただ、Web利用時のデバイスがスマホ中心になった現在、スマホ非対応のコーポレートサイトを制作することは基本的に避けるべきで、スマホ対応しないことで費用を抑える選択は合理的ではありません。

ドメインやサーバー手配

自社で既にドメインやサーバーを用意できているか、制作会社に手配してもらうかでも費用は変わります。ここは主に制作後の保守費用を左右する要素の一つ。

取材や撮影などの対応

取材や撮影によるコンテンツ制作を制作会社へ依頼する場合も費用が発生します。

費用はかかりますが、採用ページで自社の魅力を伝えるために取材した上でページを制作したり、動画活用によってより多くの情報を提供するコーポレートサイトは魅力的。

費用をかけてでもコンテンツ制作に力を入れることも検討する価値はあるでしょう。

コーポレートサイト制作の費用相場のまとめ

本記事ではコーポレートサイト制作の費用相場をご紹介しました。

どのようなコーポレートサイトを制作するかは、自社のビジネスにおけるコーポレートサイトの位置づけ次第で変わるため、制作するコーポレートサイトの要件を整理して予算感を検討してみましょう。

基本的なコンテンツは「コーポレートサイトの勝ちパターン」でも紹介しているので参考にしてみてださいね。もし自社での整理が難しい場合は制作会社へ相談しながら検討する方法もおすすめです。

【BtoB向け】

コーポレートサイトの勝ちパターン

コーポレートサイトの勝ちパターン

コーポレートサイトには勝ちパターン、つまり成果を出す公式があります。

予算ありきで外注先を決めてしまったり、制作会社へ任せっきりで期待した結果にならなかったり、コーポレートの新規制作やリニューアルでの失敗はよくある話。そんな失敗を未然に防ぐためのノウハウを公開しました。

▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・制作前に目的を明確化する3項目とは?
・ターゲットユーザーの設定
・ユーザーが求める定番の9コンテンツ
・サイト構造の設計ポイント
・事業貢献するサイト制作で重視するべきこととは?

コーポレートサイト制作を進める前に、ぜひご一読ください。