UI/UXとは?意味や違いをわかりやすく解説

更新日:2023年06月05日

一括りで使われることが多い用語、UIとUX。

密接に関係しているUIとUXですが、Web担当者なら両者の違いも理解しておきたいところ。本記事ではUXとUIとは何か、意味や違いをわかりやすく解説します。

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UI/UXとは?をわかりやすく解説

はじめにUIとUXの用語の意味から見てみましょう。

ここではなるべく端的に、WebサイトにおけるUIとUXとは何かをわかりやすくご紹介します。

UI(ユーザーインターフェース)とは

UIとはユーザーの目に触れる画面のこと。接点を意味するインターフェースから、UIとはWebサイトとユーザーの接点と言えます。

Webサイトの配色や文字フォント、画像や動画、ボタンや入力フォームなどは全てUIに含まれます。

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは

UXとはユーザー体験のこと。UXにはWebサイトへ訪問したユーザー体験の全てが含まれます。

ページの表示速度や回遊性、求めているページやコンテンツの探索性、ナビゲーションや申込みフォームの操作性など、ユーザー体験に影響する要素は多岐にわたります。

UIとUXの違い

UIとは何か、UXとは何か、それぞれの意味を理解すると違いは明確ですね。

UIはUXの一部であり、密接な関係があるのです。

UI/UXデザインの重要性

Webサイトを運営する目的が何であれ、UI/UXデザインの価値が高く、重要であることは共通します。

優れたユーザー体験を提供できなければ、Webサイトへ掲載しているコンテンツにユーザーが十分に触れることなく離脱する確率が高まります。これは運営サイドにとって絶対に避けたいことですよね。

 

UI/UXへの配慮が無いWebサイトでユーザー体験を損ねると、自社のブランドイメージの低下にもつながります。もし自社で何らかの事業成果を狙ってWebサイトを運営しているなら、成果を上げる障壁になることも考えられます。

 

UI/UXデザインは専門職としてUI/UXデザイナー人材がいるように、Webサイト運営において重要なもの。Webサイトへ訪問したユーザーへ価値提供するためにも、自社の目的を達成するためにも欠かせません。

WebサイトにおけるUI/UXのポイント

ここからはWebサイトのUI/UXを考える上で大切なポイントを解説します。

ユーザーゴールの明確化

UI/UXデザインに限らず、Webサイトに訪問したユーザーのゴールを明確にしておきましょう。

ユーザーゴールが商品購入であれば、商品情報をわかりやすく提供することや容易に探せること、購入方法がわかりやすいか、購入前の疑問を解消できる情報を提供できているか・・・、スムーズにゴールまで到達できるWebサイトになるようにデザインします。

お問い合わせの獲得がユーザーゴールであれば、お問い合わせフォームへの導線が適切か、入力フォームがわかりやすくスムーズに送信完了までおこなえるか、送信完了後のフォロー設計が出来ているかといったユーザージャーニーに沿ってデザインします。

ユーザー視点での設計

Webサイトを制作する側にとって当たり前のことでも、ユーザーに伝わらないことはよくあるもの。

制作者の視点ではなく、何も知らないユーザーが初めてWebサイトに訪問した際にも迷わないようにデザインされている状態が理想です。

 

制作者が「ボタンを配置しているから誰でも分かるだろう。」と思っていても、ユーザーはボタンをクリックするとどうなるのか事前に分からないかもしれませんし、ボタンが配置されていることに気づかないかもしれません。

このような場合はボタンの周辺に説明テキストを追記する、ボタンの配置や表示変更を検討するといった改善によって、効果的なボタンになる可能性がありますよね。

つい制作者視点でWebサイトを準備しがちですが、ユーザー視点でデザインすることはとても大切です。

ファクトデータの基づく検証と改善

実際にユーザーがWebサイト内でどのような行動をしているか、データ計測して検証することもUI/UX改善に効果的。

制作者の狙いとユーザー行動がズレている場合は、何かユーザーゴールに到達しない要素があるのかもしれません。ユーザー視点で仮説を立て、アクセス解析ツールやヒートマップツールなどで計測したファクトデータに基づいた検証をおこないましょう。

極端に離脱率が高いページには何かUI/UXに問題があるのかもしれませんし、不自然なクリックが目立つ箇所はユーザーに誤解を与えているのかもしれません。

Core Web Vitalsの改善

Googleが提唱するCore Web Vitalsの改善も重要です。

SEO対策による集客増加の効果が期待できることはもちろん、Core Web Vitalsを改善することはUI/UXの改善そのもの。

Googleから評価してもらうためではなく、ユーザーのために取り組むべき改善と言えます。

UI/UXのまとめ

以上、UI/UXとは何か、それぞれの違いやUI/UXデザインのポイントをご紹介しました。

UI/UXの改善はユーザーのためになり、結果的にWebサイトを運営する自社のためにもなるため、できることから取り組んでみてはいかがでしょうか。

UIやUXの見直し、新規での検討など、Web制作に関することはぜひ弊社へお気軽にご相談ください。こちらの「ホームページ運営の基礎知識 構成要素編もチェックしてみてくださいね。