ECサイトの作り方6パターンを解説!個人から企業まで対応
更新日:2023年04月21日
無料サービス利用から自社開発まで、ECサイトの作り方も様々。
自社の状況に応じて最適な作り方を見極めるのがECサイト制作では重要です。本記事ではECサイトの作り方を6パターンに分けて解説します。
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ECサイトの種類と作り方6パターン
では早速、ECサイトの作り方を順に見ていきましょう。
簡単に開設できるASP
ECサイト向けのASP(Application Service Provider)を利用すると、ECサイトの構築やカートシステムなどの機能が既に用意されているため、手軽にECサイトの構築ができます。
ECサイトの作り方の中でも特にコストパフォーマンスに優れた作り方。
ASPでECサイトを作る際のメリット・デメリットはこちらで詳しく解説していますが、短期間かつ低コストでECサイトを構築でき、その後の運用も容易です。
既存サービスを利用できる反面、カスタマイズ性は高くないため、この点を許容できるかどうかがポイント。外部システムとの連携が難しいことも含め、ASP提供サービス範囲内でECサイトを運用できるかどうかで判断が分かれます。
販売数量が多くて自社の在庫管理システムとの自動連携が必須など、制約条件によっては導入が難しいケースもありますが、ASPの機能で十分な場合はオススメの作り方の一つです。
制作会社へ外注する場合でも、ASPを利用した制作によって費用を抑えることができます。
尚、弊社クリエルのようなIT導入支援事業者へASPを利用したECサイト制作を依頼すると、IT導入補助金を受け取れる可能性があります。補助金を貰い損ねないためにも、気になる方は一度こちらからお問い合わせください。
自社開発よりコストを抑えられるクラウドサービス
クラウド上に用意されたサービスを利用してECサイトを運営するのがクラウドサービス型。
ECサイトの作り方はASPと似ているものの、自社で必要な要件に合わせてカスタマイズができたり、システム連携ができたりと、ASPのメリットを活かしつつ柔軟性も持ち合わせています。
ASPの機能だけでは自社で必要な機能が足りない場合はクラウドサービスの検討がおすすめ。
機能面が優れているだけに、ASPよりもコストは高くなると想定しておきましょう。初期費用もランニングコストも一桁上がるぐらいの差があります。
それでも後述のパッケージやフルスクラッチよりコストを抑えながら、クラウド上では常に最新の機能がアップデートされる、セキュリティ対策もクラウドサービス事業者側が対応してくれるなどのメリットがあります。
充実した機能と拡張性のパッケージ
パッケージを利用したECサイトの作り方の場合は、ECサイトに適した機能が予め開発されたものをベースに、自社向けに開発をおこないます。
ASPやクラウドサービスよりも高額な費用がかかりますが、ゼロから開発する場合に比べるとコストを抑えたECサイト構築が可能。機能や拡張性が進化したことで、最近では完全にゼロから開発するよりもECパッケージを利用した開発が多く採用されるようになりました。
技術者なら活用したいオープンソース
プログラムが公開されているオープンソースを利用したECサイトの構築も可能。
「EC-CUBE」や「WordPress」を始めとするオープンソースを利用することで、自社に技術力さえあれば無料からECサイトの構築ができます。オープンソースで制作するECサイトのメリット・デメリットはこちらで詳しく解説していますが、コストを抑えた開発ができる一方で、セキュリティ対策も含めた技術者の対応が必要です。
完全オリジナルのフルスクラッチ
自社に必要な機能を自由に開発できるフルスクラッチ。
開発コストはこの作り方がもっとも高くなる分、他社のサービス仕様に左右されないため、自由度ももっとも高くなります。
ただ、最近はECパッケージの機能が向上しているため、開発期間やコストを踏まえてフルスクラッチ開発をおこなうケースは減少傾向にあります。
集客にプラットフォームを活用するECモール利用
ECサイトの作り方とは少しずれますが、Web上で自社のショップを運営する方法にECモールの利用もあります。
モール自体の集客力によって自社ECへの集客も期待できるメリットがある一方で、モールの規約に様々な制限を受けるデメリットも。特に自社ECの購入者情報をモール側が所有する場合はCRM施策の実施が難しく、収益を伸ばすための施策が制限されてしまう場合は予め理解した上で活用する必要があります。
個人利用におすすめ!無料から可能なECサイトの作り方
ECサイトの作り方を6パターンご紹介しました。
これらの作り方には無料から可能な方法もあるため、創業間もない個人事業者や外注費を用意できない企業の場合でも、自社に必要なECサイトの要件次第では無料でECサイトの立ち上げも可能です。
例えばASPの中には「BASE」のように無料で利用可能(決済手数料などの利用料は必要)なASPがあります。無料で手軽にECサイトを始めたい場合には嬉しいサービスではないでしょうか。
初心者でもWordPressでECサイトを作れるのか?
オープンソースを利用し、自身で開発できる場合はEC-CUBEなどを利用するのも一つの手。
サイト制作で定番のWordPressでECサイトを構築する方法も検討する価値がある作り方でしょう。元々WordPressは非エンジニアでも簡単にサイト運営できることで広く利用されており、初心者でもECサイトを立ち上げることは可能です。
しかし、自社に合った仕様へのカスタマイズや決済サービスとの連携など、知識が全く無い人には難しい業務も少なからず発生するため、WordPressの技術面に明るい人でなければ難易度が高いのが現実。このような場合は前述のASPを利用した方が賢明でしょう。
自社に最適なECサイトの作り方まとめ
本記事ではECサイトの作り方を6つご紹介しました。
無料のものから、多額の開発費用をかけるものまで、構築するECサイトによって作り方も機能面や費用面も大きく異なりますので、自社に合った作り方でECサイトを立ち上げましょう。
自社にとって最適なECサイトの作り方で迷われる場合は、一度お気軽に弊社へご相談ください。相談には一切費用がかかりません。ECサイト制作サービス資料もご覧くださいね。