WordPressと静的HTMLどっちがいいか徹底比較!メリット・デメリットも詳しく解説
更新日:2022年02月21日
こんにちは。クリエル制作部 ともまさです。
皆様はWebサイトを制作する際に、WordPress(ワードプレス)とHTML、どっちが良いか迷った経験はないでしょうか?今回はそんな疑問に答えるべくWordPress(ワードプレス)とHTML、それぞれの特徴を見比べてみたいと思います。
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HTMLとは?(通常のWebサイト制作)
HTMLとはHyperText Markup Languageの略で、マークアップ言語の一つです。
マークアップ言語とは視覚表現や文章構造などを記述するための形式言語のことを言い、HTMLはWebサイトを表現するために用いられます。 あらかじめページが制作されていることから【静的サイト】とも呼ばれます。
WordPress(ワードプレス)とは?
WordPress(ワードプレス)とはCMS(Contents Management System)の一種です HTMLやCSSなどの専門的な知識が無くても、Office系ソフトを使用するような感覚でWebサイトや記事を更新することができます。
ページがアクセスされるたびに生成されていることから【動的サイト】とも呼ばれます。ちなみに当サイトもWordPressで制作しており、この記事もWordPressの投稿機能を使って執筆してます。
HTMLで制作?WordPressで制作?それぞれのメリット・デメリット
HTMLとWordPress。どちらにどのようなメリットがあるのか、詳しく解説したいと思います。
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WordPress |
HTML(通常のWebサイト制作) |
更新 |
特別な知識が無くてもお知らせなどの更新が可能 |
特別な知識が必要 |
管理 |
ブラウザ上である程度の管理が可能 |
FTPなどの知識がないと管理できない |
セキュリティ |
アカウント、WPのバージョン、プラグインなどに気をつけないと攻撃の対象になりやすい |
システムが入っていない場合は低リスク |
システム |
プラグインが豊富 |
自前で制作するかオープンソースを使用 |
費用感 |
HTMLに比べると多少かかる場合が多い |
WordPressに比べて安価な場合が多い |
制作期間 |
HTMLより多少長くなる場合が多い |
WordPressに比べると早く制作できる場合が多い |
SEO |
最初からある程度SEOに強い作りになっている。 |
自動で最適化はされないので施策が必要になる。 |
向いているサイト |
- 更新頻度が多いWebサイト
- ニュースやイベント情報など、リアルタイムに情報発信が必要なWebサイト
- ページ数の多いサイト
- 全体のデザインを一元管理・統一したいサイト
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- 更新頻度が少ないWebサイト
- リアルタイムの情報発信が不要なWebサイト
- ページ数の少ないサイト(LPなど)
- デザインを個別に変更し、見せ方を変えたいサイト
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更新
お知らせやイベント情報など、更新を前提としたサイトの場合は、WordPressでWebサイトを制作したほうがいいでしょう。
HTMLでページを制作する場合は基本的に専用のソフトやHTMLやCSS、FTPやサーバなどの知識が必要になります。
しかし、WordPressの場合はOffice系ソフトを使用するような感覚で簡単にWebサイトの更新ができますので、更新を前提としたWebサイト制作にはうってつけですね。スマホやタブレットでも更新でき、簡単なので、リアルタイムに情報発信したいWebサイトにも向いていると言えるでしょう。
管理
WordPressはブラウザ上で記事の更新やファイルのアップロードなど、ある程度の管理ができます。
プラグインのインストールなどもブラウザ上でできるので非常に便利です。 HTMLの場合はFTP経由でファイルをUPする必要があるため、FTPやサーバ周りなど、ある程度の知識が必要になってきます。
セキュリティ
Web上の35%のサイトがWordPressで制作されていると言われています。WordPressは世界で一番使われているCMSです。
シェア率が高ければ高いほど、攻撃を受けるリスクも大きくなります。代表的な攻撃にソフトウェアの脆弱性をついた攻撃やブルートフォース攻撃などがありますが、対策することによりそのリスクを最小限に抑えることができます。
HTMLの場合はシステムなどが入っていない限り改ざん等のリスクは小さいと言えますが、FTPなどの管理は徹底するようにしましょう。
システム
WordPressにはプラグインが豊富に用意されています(記事執筆時は全部で55,672個)。メールフォームなどはプラグインを利用して実装することが多いですね。
プラグインを実装するには色々とカスタマイズ・設定が必要ですが、CGI等他のプログラムで実装するのに比べて工数も少なく、その分短納期、低予算でできる場合が多いです。
HTMLの場合は自作するかオープンソースを用います。自作する場合は柔軟なシステムの実装ができますが、その分納期とコストが増えます。
費用感
基本的にCMS設定や最適化などの作業があるのでWordPressのほうが費用が高くなる場合が多いです。
しかし、色々なシステムの導入をプラグインで対応したり、制作するページ数が多い場合は工数が減りますので、トータルでWordPressのほうが安くなる場合も多々あります。SEO施策のことも考えると、WordPressのほうがコストを抑えられるケースが多いようです。
制作期間
制作期間は、基本的にはWordPressの方が長くなる傾向にあります。
理由としては、CMS導入や設定・最適化などの工数が増えることがあげられます。しかし費用と同様、システムの導入をプラグインで対応したり、同時にページ制作を進める場合はWordPressのほうが制作期間が短くなったりもします。
制作を急がなくてはいけない場合でも、進め方次第で短期間での制作が可能なので、もし必要であればWordPressでの制作をおすすめします。
SEO
SEOを意識するのであれば、WordPressをおすすめします。
WordPressは初期の状態である程度SEOを考慮した作りになっており、SEO対策に必須なMETA周りの施策もWordPressの方が管理しやすいというメリットがあります。
他にも動的サイトの特性上 構造化データマークアップ や AMP との親和性もよく、SEOを意識したWebサイト制作にはWordPressのほうが向いていると言えるでしょう。
しかし、ではHTMLで制作したサイトがSEOに弱いかといえば、そうではありません。きちんと施策すれば、HTMLでのSEO対策も問題なく行えます。総合的にどちらが施策しやすく、結果コストを抑えられるかを考えて選ぶのをおすすめします。
向いているサイト
改めてWordPress・HTML それぞれどのようなサイトに向いているのか見てみましょう。
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WordPress |
HTML(通常のWebサイト制作) |
向いているサイト |
- 更新頻度が多いWebサイト
- ニュースやイベント情報など、リアルタイムに情報発信が必要なWebサイト
- ページ数の多いサイト
- 全体のデザインを一元管理・統一したいサイト
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- 更新頻度が少ないWebサイト
- リアルタイムの情報発信が不要なWebサイト
- ページ数の少ないサイト(LPなど)
- デザインを個別に変更し、見せ方を変えたいサイト
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WordPressはCMS(Contents Management System)の名前の通り、ニュースやイベント情報などのコンテンツの部分に強みがりますね。定期的にお知らせなどを更新するWebサイトの場合は、WordPressで制作していたほうがよいでしょう。他にも全体のデザインを一元管理できるので、サイトに統一感を持たせたい・管理したい場合もWordPressの方が良いでしょう。
HTMLの場合は、更新があまり頻繁ではないサイトなどに向いています。 それとページ数の少ない小規模サイトやランディングページ(LP)の場合もHTMLの方が向いている場合が多いです。しかし今現在ページ数が少なくても、今後増える予定だったりする場合はWordPressで制作していたほうがいいことも多々あるので、今後の運用・展開も意識して選択するのがいいでしょう。
まとめ
今回はWordPressとHTMLを比較してみました。 どちらが優れていて、どちらかが劣っているということではありませんのでそのWebサイトの要件に沿ったほうを選択しましょう。 もしわからないことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
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