502 Bad Gatewayとは?エラーの原因と対処方法を解説

公開日:2023年08月25日

Webページが正しく表示されず、「502 Bad Gateway」と表示されてしまうエラー。

何が起きているかの説明が無いエラーページが表示されると困りますよね。本記事では502 Bad Gatewayとは何か、エラーの原因と対処方法を解説します。

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502 bad gatewayとは

502 bad gatewayとは、サーバー間の通信において何らかの問題が起きたことが原因で発生するエラーです。

ユーザー側で解決不可能なサーバーエラー

ユーザーのブラウザからWebサーバーへリクエストが送られ、Webサーバーからブラウザへレスポンスが返される、これがWebサイトを表示する際におこなわれる通信です。

この通信をおこなうさまざまなサーバーのどこかで通信がうまくいかないと発生するのが502 bad gatewayエラー。

サーバーエラーのため、502 bad gatewayエラーはユーザー側で解決できないケースが大半です。

502 bad gatewayが引き起こす問題

Webページが表示されない502 bad gatewayエラーはユーザーにとって不便ではありますが、Webサイト管理者にとっては特に大きな問題であり、早急な対応が必要なエラーです。

502 bad gatewayエラーによってユーザー体験を損ねるだけでなく、Webサイトや運営会社の信頼度まで低下する恐れがあるからです。更に検索エンジンがエラーを検知した場合にページやサイト全体の評価が下がり、これによって表示順位が下がるリスクもあるのです。

502 bad gatewayの主な原因と対処方法

Webサイト管理者にとって緊急性が高い502 bad gatewayエラー。

ここでは主な4つの原因と対処方法を見ていきましょう。

原因1.一時的なアクセスの集中

502 bad gatewayエラーの原因として多いのがアクセス集中によるサーバーダウン

あらかじめアクセスが集中することを事前に予測し、対応しておくことが理想ですが、予想以上の急激なアクセスが集まった際はどうしても502 bad gatewayエラーが発生してしまいます。

対処方法:サーバー側で対策する

アクセス集中による502 bad gatewayエラーを回避するために、サーバーが高い負荷に耐えられるよう以下のような取り組みが有効な対策です。

  • サーバーの性能を向上させる
  • ロードバランサーを導入する
  • キャッシュを利用する
  • CDNを利用する

 

サーバーの強化や複数のサーバーへのアクセス分散、サーバーに対する負荷軽減によってサーバーダウンを回避することが可能になります。

原因2.WordPressプラグインの影響

WordPressのプラグインに起因する502 bad gatewayエラーもよくあるトラブル。

特定のプラグインが原因の場合や複数のプラグインが干渉してエラーを引き起こすこともあるため、502 bad gatewayエラーの原因となったプラグインを特定し、対処する必要があります。

対処方法:対象プラグインを特定して対処する

WordPressの管理画面へ正常にアクセスできる状態であれば、以下の手順でサイト管理者が自分で対処可能です。

  1. エラーログを確認する
  2. プラグインを全て無効化し、一つずつ有効化する
  3. プラグインを更新・削除する

 

エラーログを確認できる場合は、ログから502 bad gatewayエラーが発生した日時や問題を引き起こしているプラグインを調査しましょう。

 

エラーログからの調査が難しい場合は、プラグインを検証してみましょう。どのプラグインが原因かを特定するために、一つずつ有効化して502 bad gatewayエラーを発生させるプラグインを特定します

エラー原因のプラグインを特定できたら、最新版への更新で解消しないか検証したり、該当プラグインを削除して他のプラグインへ切り替えるといった対処方法でエラーへの対処が可能です。

原因3.サーバーの設定ミス

サーバー側で何らかの設定ミスが起きている可能性も考えられます。

対処方法:サーバーの設定を見直す

502 bad gatewayエラーの原因となりうるファイルの設定を見直してみましょう。

例えば.htaccessファイルはアクセス制限やURLの書き換えなどの設定が可能で、.htaccessファイルに誤りがあると502 bad gatewayエラーを引き起こす可能性があります。

PHP.iniファイルもチェックしておきたいファイルの一つ。PHP.iniファイルの設定ミスによってPHPが正しく動作していない可能性があります。

他にも、ApacheやNginxのようなWebサーバーソフトウェアや、MySQLやMariaDBのようなデータベースが原因の可能性もあるため確認してみましょう。

原因4.ネットワーク系の通信障害

ネットワーク系の通信障害によって502 bad gatewayエラーが起きている場合もあります。

ネットワーク系の通信障害とは、インターネットに接続するために必要な機器や回線に何らかの問題が発生したということ

ルーターやモデムなどの機器が故障したりプロバイダーやキャリアなどの回線が切断されたりするとエラーになることがあります。また、ファイアウォールやプロキシなどが通信を妨げることがあります。

対処方法:ネット回線やファイアウォールなどの設定見直し

この場合はまずインターネット接続が正常かどうかを確認し、接続ができていない場合はルーターやモデムの電源を入れ直すなど周辺機器の確認しましょう。

インターネット接続に問題がない場合はファイアウォールなどの設定を見直します。

ブラウザやOSを更新したり、ブラウザのキャッシュやCookieを削除したり、他のブラウザからWebページを閲覧したりと、このような方法で502 bad gatewayエラーを解消できる場合があります。

502 bad gatewayのまとめ

本記事では502 bad gatewayエラーの原因と対処方法をご紹介しました。

ユーザー側で対処できる場合もありますが、多くのケースではWeb管理者側での対処が必要になるえらーです。ユーザーの立場でページを閲覧できない場合は時間を置いてみるのも良いでしょう。

 

一方で、Webサイト管理者としては急いで対処する必要がある502 bad gatewayエラー。原因を特定し、適切に対処してエラー解消に取り組みましょう。

このような技術的な対応が社内で難しい場合は、専門の会社に相談してみるのも一つの手。こちらの「ホームページ制作サービス資料」もチェックしてみてくださいね。