本当にWebサイトリニューアルするべき?進め方からよくある失敗まで
更新日:2024年06月11日
Webサイトをガラッと作り変えるリニューアル。
制作当初は新しいデザインだったものが今では古くなった、当時と状況が変わったことで追加機能が必要になったなど、Webサイトのリニューアルが必要な場面も珍しくありません。
今回はリニューアルが必要なWebサイトの特徴や進め方をご紹介します。
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Webサイトリニューアルの進め方
Webサイトのリニューアルは以下のような流れでおこなわれます。
- 現サイトの問題点を洗い出す
- サイト制作会社を選定する
- 制作会社と打ち合わせを行う
- サイト制作開始
- 最終チェック・公開
現サイトの問題点を洗い出す
リニューアルに取り掛かる前に、まずは現在のサイトのどこが問題なのかを洗い出しておきましょう。
デザイン、機能、ページ内容などできるだけ細かく挙げていくのがコツ。ここをはっきりさせておくと、制作会社に依頼する際もスムーズに進みます。
サイト制作会社を選定する
次にサイト制作会社を選定します。
見積を取得したり、実際に話したりして依頼する会社を決めます。様々な制作会社がありますので、予算や制作内容を考慮して自社に合ったところを選びましょう。
制作会社と打ち合わせを行う
制作会社が決まったら、打ち合わせをおこないます。
どういう目的でサイトをリニューアルしたいのか、どういうデザインにしたいのか、ターゲットはどういった層か、などを伝えましょう。ここを疎かにすると後々トラブルに発展しかねませんので、綿密に打ち合わせしておくことをおすすめします。
Webサイト制作開始
内容が固まったらいよいよ制作開始です。
こちらから制作会社の方に素材や原稿を提供する必要がある場合もありますので、制作側に丸投げにせず協力するようにしましょう。
また、サイトの内容に問題がある場合はできるだけ早めに伝えることをおすすめします。完成間際になって修正を依頼すると、費用がかさみ納期が延びてしまうことにつながります。
最終チェック・公開
制作が終わったら最終チェックを経て公開です。見た目、機能に問題がないか一つ一つ確認しましょう。
リニューアルすべきWebサイトの特徴
リニューアルすべきなのはどのようなWebサイトなのでしょうか。ここではリニューアルを検討したいWebサイトの特徴を紹介します。
デザイン・機能が古い
サイトデザインの流行はだいたい3~4年で推移すると言われています。目安として4年以上前に制作したサイトはそろそろリニューアルを検討してもよいかもしれません。
特に、ブラウザの更新に対応しておらず表示やレイアウトが崩れているものは早めにリニューアルしたほうが良いでしょう。
また機能が古く、新しいブラウザやデバイスで正常に表示されないものもリニューアル対象。例を挙げるとAdobe Flashによる動画などが代表的です。
ページ構成が複雑化している
度重なる情報の更新や追加でページ構成が複雑になっているサイトもリニューアルをおすすめします。
サイト上のコンテンツがごちゃごちゃしていると欲しい情報がどこにあるのかすぐに見つからず、ユーザーが離脱しやすくなってしまいます。
スマホ対応していない
最近は大半の人がスマホでサイトを閲覧しています。
スマホ対応ができていないサイトは、小さい画面で見ると文字が見づらかったりボタンが押しづらかったりととても不便です。
SEOにおいて対応必須のモバイルフレンドリーは、WebサイトのSEO対策だけでなく、ユーザーのWebサイト体験に大きく影響するためスマホ対応は確実におこないましょう。
SSL化されていない
セキュリティ対策が十分でないサイトもリニューアルしたほうがよいでしょう。特に注意したいのがSSL。
SSLとはインターネット通信の内容を暗号化する技術です。対応されていないものはURLが「http://」、されているものは「https://」になっています。
最低限のセキュリティ対策としてSSL化は必ず対応しておきましょう。
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Webサイトリニューアルにかかる費用
気になるリニューアル費用ですが、サイトの規模や内容によって大きく異なります。
一般的なコーポレートサイトの場合はおおよそ40~120万が相場。
Webサイト制作費用の相場はこちらで詳しく解説していますが、弊社の場合大体5~10ページのもので50万~、20~30ページのもので80万~という費用感で承っております。
Webサイトリニューアルにかかる期間
リニューアルにかかる制作期間もWebサイトによって大きく異なりますが、一般的な制作会社の場合、依頼してからおおよそ3ヶ月後が納期となることが多いようです。
弊社の場合も通常2~3ヶ月の納期で制作しています。
要注意!Webサイトリニューアルのよくある失敗
ここからはサイトリニューアルのよくある失敗を紹介します。Webサイトのリニューアルを検討する際は注意してくださいね。
リニューアルの目的があやふや
特に目的もなくリニューアルをすると、リニューアルした意味のないWebサイトができてしまいます。
冒頭でも触れたとおり、まずは何故サイトをリニューアルするのか、どういう目的を達成するためにリニューアルするのかという方向性を固めるようにしましょう。
例えば、企業の概要を伝えるたり、商品やサービスの紹介を強化することでお問い合わせ獲得を目的とする場合もありますし、Webサイトの構造やユーザー導線を見直して資料請求を増やすことを目指したリニューアルのケースもあります。
Webサイトはあくまでも目的を達成するための道具ですので、リニューアル自体が目的になってしまわないよう注意しましょう。
デザインしか重視していない
デザインのみに凝り、コンテンツの内容やサイトの使い勝手がおろそかになるという、よくありがちなパターンです。デザインだけが良くてもユーザビリティが悪ければ、せっかくサイトを訪れてくれたユーザーもすぐに離脱してしまいます。
見た目と機能面を両立させることが大切なのです。
優れたデザインも重要ですが、見た目だけが綺麗になって満足してしまっては本末転倒ですよね。
リニューアル後のサイトを放置
これもありがちなパターンで、Webサイトをリニューアルした段階で満足してしまうというケースです。
Webサイトは放置したままでは思うような効果は得られません。こまめにコンテンツの更新を行う、アクセスを分析して問題のありそうなページを改修するなど、継続的な運用も大切です。
弊社では、サイト制作後もカスタマーサクセス室によるサポートをおこなっています。カスタマーサクセスとはお客様を実績アップや目標達成といった「成功」に導くことを目的としたサービス。
メンテンナンスが必要な場合にはサイト内部の修正や改善を行い、Webサイトを通じてお客様のビジネスが成功につながるような施策の提案をいたします。
弊社Webサイトのリニューアル成功事例
弊社では2021年9月15日にホームページをリニューアルを実施しました。
弊社がホームページをリニューアルした主な理由は以下の2つです。
- デザインやコンテンツが古くなったから
- 自社の営業戦略に必要な機能が不足していたから
Webマーケティング支援をおこなう弊社が、自身のコーポレートサイト制作を後回しにしていたことで事業成果を上げていなかったため、成果を生み出すWebサイトへ作り変えるためにリニューアルをおこないました。
デザインの刷新はもちろん、リード獲得型サイトへの転換を図り、機能面の見直しやSEO対策も実施。
リニューアル後の運用も継続しながら、SEO対策においては下記のように様々なキーワードでの上位表示化に成功しました。
- 「ホームページ」1位
- 「Webサイト」1位
- 「GA4」1位
SEOによる集客が増加したことで、リニューアル時に強化したリード獲得の導線設計やホワイトペーパーの充実化によってリード獲得数が増加、結果的に成果を生み出すWebサイトへと生まれ変わったのです。
Webサイトリニューアルの進め方まとめ
今回はWebサイトのリニューアルについて解説しました。
リニューアルの際には目的をしっかりと設定しておくことが大切です。また、リニューアル後はサイトを放置せず、こまめに更新・改善をおこないながら運営していきましょう。
コーポレートサイトの勝ちパターンをノウハウ化した資料も配布しているので、Webサイトリニューアルの際は是非こちらも合わせて参考にしてみてくださいね。
【BtoB向け】
コーポレートサイトの勝ちパターン
コーポレートサイトには勝ちパターン、つまり成果を出す公式があります。
予算ありきで外注先を決めてしまったり、制作会社へ任せっきりで期待した結果にならなかったり、コーポレートの新規制作やリニューアルでの失敗はよくある話。そんな失敗を未然に防ぐためのノウハウを公開しました。
▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・制作前に目的を明確化する3項目とは?
・ターゲットユーザーの設定
・ユーザーが求める定番の9コンテンツ
・サイト構造の設計ポイント
・事業貢献するサイト制作で重視するべきこととは?
コーポレートサイト制作を進める前に、ぜひご一読ください。