LP(ランディングページ)とは?特徴や目的、メリットを解説
更新日:2024年06月11日
Webサイトからの申込み獲得に欠かせないLP(ランディングページ)。
ユーザーに商品購入や来店予約などの決断を迫る重要なページです。本記事では2種類のLPについて意味や定義を確認した上で、ランディングページとは何か、特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
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LP(ランディングページ)とは
LP(ランディングページ)とは英語表記で「Landing page」、頭文字を取ってLPと表記されるページです。ランディングページはホームページやトップページとどのように使い分けられるのでしょうか?
ランディングページが持つ2種類の意味と、紛らわしい用語のランディングページ・ホームページ・トップページの違いを確認してLPとは何かを正しく理解していきましょう。
広義のランディングページの意味
Webサイトの中でランディングページとは、広義の意味で「ユーザーが最初に閲覧したページ」として使われます。Googleアナリティクスでランディングページ分析といえばセッションが開始されたページのアクセスデータを分析するように、サイト内のどのページもランディングページに該当し得るということですね。
広義のランディングページという言葉、これは着地を意味するランディング(landing)からきた名称です。
狭義のランディングページの意味
一方で、Web業界でのLPと呼ばれるランディングページは、冒頭にご紹介したようなユーザーを獲得する専用のページを指すことが一般的。狭義のランディングページで「最初のページ」といった意味合いは弱く、訴求内容から申込み完了までの1ページ完結型が用いられます。
Web広告から集客したり、サイト内からの主要導線を引いたりして、狭義のランディングページの主な用途は獲得目的に特化します。
ランディングページとホームページの違い
ランディングページと混同しやすい用語の一つがホームページ。
ホームページとは、Webサイトのトップページを指す場合もあれば、サイト全体を指す場合もあります。ランディングページはあくまでもユーザーがセッション内で最初に訪れたページで、セッションごとにそのページは変動します。
一方でホームページ自体はトップページであれ、サイト全体であれ、対象となるページは固定です。
ランディングページとトップページの違い
ランディングページとトップページも混同されがちですが、上記の通りランディングページの意味を理解していれば明確に区別できますね。
トップページはWebサイトごとに特定URL一つしかありませんが、LPはユーザーのセッションごとに変わるため、これらが同一の意味でないことは容易に理解できるところでしょう。
当Webサイトの場合、トップページは常に「https://www.creal.co.jp」ですが、ランディングページは「https://www.creal.co.jp/column/website-design/8097/」の場合もあれば「https://www.creal.co.jp」もあり、ユーザーがどのページから閲覧を開始したかによって変動します。
なぜランディングページは必要なのか?LPの目的
Webのプロモーションを展開する際には必ずと言って良いほど集客の受け皿としてランディングページを用意します。なぜ、ランディングページは必要なのでしょうか?
それは、ランディングページを活用することで目標達成(=コンバージョン)数の増加が見込めるから。
Web広告やSNS、サイト内の記事からLPへユーザーを回遊させ、ランディングページでコンバージョンを獲得する方法は有効です。なぜなら集客方法や集客ターゲットごとに最適なLPを用意することも可能で、ユーザーにマッチしたランディングページを用意することでコンバージョン率(CVR)の向上が見込めるからです。
目的はコンバージョンを獲得すること。その手段としてランディングページを活用してコンバージョン率向上やコンバージョン数増加を狙うのです。
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ランディングページのページ構成と特徴
ランディングページを用意すると必ずコンバージョン率が向上するわけではありませんが、汎用的なページ構成を踏まえてランディングページを用意するだけでも失敗する確率を抑えることは可能です。
ランディングページの構成1:ファーストビュー
ランディングページのページ構成は、ランディングページへアクセスしたユーザーが最初に目にする領域にキャッチーなコピーやユーザーのベネフィットなど、ユーザーに興味を持ってランディングページを読み進めてもらえるような「ファーストビュー」から始まります。
このファーストビューでユーザーを惹きつけることができず、ユーザーがLPを読み進めずに離脱してしまうと、その後のLPがどれだけ素晴らしくでも全くコンバージョンを獲得できません。
そのため、ランディングページの中での特に重要なコンテンツと言えます。
ランディングページの構成2:ボディ
ファーストビューで離脱せずにLPを読み進めてくれたユーザーには、様々な要素からユーザーの感情へ訴えたり、商品やサービスを訴求したり、工夫しながらLPを読み進めてもらえるようにボディのコンテンツを用意します。
問題を提起する、共感を得る、訴求内容の証拠を提示する、ユーザーベネフィットを伝える・・・ここでは様々なパターンの仕掛けでユーザーをクロージングのパートまで連れていきます。
ランディングページの構成3:クロージング
ランディングページの目的は獲得。購入や申込みなどを決断してもらうために、ランディングページをここまで読み進めてくれたユーザーをクロージングにかかるコンテンツを最後に配置します。
ランディングページでユーザーに起こして欲しい行動はしっかりと伝える必要があります。そして迷っているユーザーを決断させ、行動させた時にコンバージョンが発生するのです。
縦長LPの最適な文字数の考え方
ランディングページは伝えたいことが多く、縦長LPになるケースが少なくありません。
そのような縦長LPを制作する際に「どれぐらいの文字数が最適なのか?」と気になる方もいらっしゃるかと思います。ランディングページが長くなるほどコンテンツ量が多い=より多くの情報を掲載できているとも言えますし、ランディングページが短いほど簡潔に情報を掲載できているとも言えますよね。
では、縦長LPの最適な文字数はどれぐらいなのでしょうか?
これに最適解はありませんが、「ユーザーがコンバージョンに至るために必要十分なコンテンツを提供する」が正しい考え方。ユーザー視点を忘れないように気をつけたいですね。
ランディングページのメリット
LP最大のメリットはやはりコンバージョン増加に有効な点。本サイトと切り離してデザインできるLPは、ファーストビューから強烈なインパクトを打ち出すなど自由度が高い制作ができます。
そして多くのLPは1ページもので、ユーザーは上から順に読んだり、一度下までスクロールしてから再度上へ戻ったりと行動に違いはあれど、1ページに情報を集約できる点はメリット。これによってユーザーが他のページへ離脱する前にLP内のコンテンツを読んでもらいやすくなります。
ユーザーがLPを上から順に読むケースでは、LPで伝えたいことを・伝えたい順番でユーザーへ伝えられることもメリットと言えます。これによってユーザーへの訴求力が上がるのです。
ランディングページのデメリット
LPを作り込むにはデザインやコーディング、文章や素材を用意するなど少なくない工数やコストが発生します。もちろん、LPを制作することでコンバージョンが増加すれば費用対効果が高い投資になりますが、思うような成果が得られなかった場合は工数とコストが無駄になることも。これはLPのデメリットですね。
また、LPは一度制作して終わりではなく、ファーストビューの訴求文言をテストしながら何度も修正して効果検証するなど運用面の負担も考慮が必要です。
そして1ページだけのランディングページはSEO集客に不向き。自然と検索ユーザーがランディングページへアクセスしてくれることは期待できないケースが多いのもデメリットなのかもしれません。
自社でランディングページを制作するべきか?
ランディングページを制作する際に自社で制作するべきか迷われる場合は、仮に自社でLPを制作した場合にどれぐらい集客が見込めるかを考えてみましょう。
もし集客チャネルが無く、広告費の捻出も難しい場合はせっかくLPを制作しても十分な効果が得られません。既に集客ができていたり、Web広告配信を予定していたり、集客数が見込めるならぜひLPを制作することを検討してみてください。ランディングページの作り方を解説した記事もご用意しています。
LPの品質次第で集客後のコンバージョン獲得が大きく左右されるため、費用をかけてでも制作会社へ依頼することをおすすめします。
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