5分で分かるランディングページ(LP)の作り方
更新日:2024年06月11日
作り方を間違えると成果が出ないランディングページ(LP)。
ランディングページ制作には専門スキルが必要ですが、大きな失敗を回避できる汎用的な作り方があるのも事実です。本記事ではランディングページの作り方と作成時のポイントをご紹介します。
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5分で分かるランディングページ(LP)の作り方
ここではランディングページの作り方を5分で把握できるように、大まかな流れをご紹介していきます。
1.施策の目的とゴールを設定する
ランディングページを制作する際に意外と設定されていないのが目的とゴール。
Web施策の一部としてランディングページを制作するからには、施策の目的とゴールがあるはずです。その中でランディングページを制作する目的とゴールも明確にしておくことで、どのようなランディングページを制作すると良いのかが見えてきます。
漠然とした目的とゴールを設定せずにランディングページだけ用意しても無駄になってしまうため、あらかじめ具体的に設定しておきましょう。
2.ターゲットを設定する
ランディングページへ集客するターゲットも事前に設定しておきましょう。
ターゲットが変わるとランディングページの作り方も変わります。同じことを伝える場合でも、ターゲットによって伝わり方に大きな差が出るため、誰を集客するのか?このランディングページを見るユーザーは誰なのか?を明確にしておく必要があります。
3.訴求ポイントを明確にする
ランディングページは自社がユーザーに伝えたいことを伝え、期待通りの行動を促すもの。
集客したユーザーに何を伝えたいのか、訴求ポイントを明確にしましょう。この段階で既にターゲットは設定済みのため、訴求ポイントが決まれば「誰に・何を伝えるLPを制作するのか」が固まります。
LP制作の作業に入る前段階でこれらを明確にしておかなければ、どのようなLPを制作すると良いのかが分からないまま作業が進んでしまい、結果的に成果が出ないLPになってしまいます。
4.伝え方=LPの構成を設計する
LPの構成は大きく分けると以下の3部構成。
- ファーストビュー
- ボディ
- クロージング
更にボディ内で訴求内容を伝える順番・構成が細分化されます。
LP構成の設計に慣れない内は、フレームワークを利用することも検討してみてください。
PASONAの法則やQUESTフォーミュラなど、定番の型をベースに設計するだけでも大きなズレがないLP構成の設計が可能。すべてのLPにそのまま当てはまるわけではありませんが有効な方法です。
5.テキストコンテンツを制作する
ここはコピーライティング技術が求められる工程です。
自社で制作する場合は専門スキルがある担当者に依頼し、難しい場合は外部のライターに依頼することも検討したいところ。社内メンバーで文章を書いた方が安く制作できるのは事実ですが、文章を読まれなければLPで成果を上げることはできないからです。
6.デザインを制作する
LPのデザインはLP構成が固まり、テキストコンテンツまで用意ができると、デザイン制作していきます。
デザインも成果を左右する要素ではありますが、LPの構成やテキストコンテンツの段階で失敗している場合はデザインでカバーすることは不可能。そのため、先にデザインだけ制作したり、デザインばかりこだわってしまうことがないように注意が必要です。
7.Webページへ実装する
デザイン制作まで完了したらWebページを制作し、テスト検証が終わればいよいよ実装します。実装後はGA4でランディングページを分析・改善するためにも、GA4の計測タグも設置しておきましょう。
以上がLPの作り方の流れです。また、ランディングページとは何か、特徴やメリットなどの基本はこちらの記事で詳しく解説していますので、必要に応じてご参照ください。
ランディングページ作成時のポイント
ランディングページを作成する際のポイントとして、ここでは特に成果を左右する重要なポイントをご紹介します。
ランディングページ単体で考えない
LPはユーザー体験の中でごく一部でしかありません。広告や自社サイト、SNSなどをきっかけにLPへ訪問し、申込みやLPからの離脱など、行動を起こす中の1ページに過ぎないのです。
そのため、LPだけでなくその前後のユーザー体験を踏まえてLPを設計することが重要。
例えばInstagram広告を見てLPへ訪問するユーザーと検索エンジン経由で訪問した記事ページを読んだ後にLPへ訪問するユーザーでは、事前に受け取る情報や温度感に開きが。前者はなんとなく広告をタップしただけで、文章を読むモードではない可能性が高いでしょう。前者と後者では最適なLPが異なるのです。
前後のつながりを踏まえたLPの設計が、ユーザーに寄り添ったLPを作成する方法の重要ポイントです。
最重要パートはファーストビュー
LPの最重要パートはファーストビュー(FV)、つまりランディングページへ訪問して最初に目にするパートです。
このファーストビューで興味を持たれなければその後にどれだけ優れたコンテンツを用意されていてもユーザーに伝わることはありません。
ファーストビューでユーザーを惹きつけ、LPの続きを読んでもらえるかどうかが成果を大きく左右するのです。LP作成手順の中でも特に時間をかけて作り込みましょう。
データ分析によるLP改善(LPO)
LP制作前にターゲットや訴求ポイント、伝え方をどれだけじっくり検討しても、実際にユーザーが予想通りの行動を起こすとは限りませんし、多くの場合は予想通りとならないもの。
その前提でLPを公開し、集客した後のデータを振り返りながらLP改善(LPO)に取り組みましょう。
集客方法に問題があるのか、LPに問題があるのか。LPの中でのファーストビューに問題があるのか、オファー内容やCTAに問題があるのか。仮説検証を繰り返しながらLPの成果を高めていきます。
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初心者でもOK!LPを作成する3つの方法
ツールやテンプレートを利用すると、LPは制作会社でなくとも自社で制作が可能です。
ゼロからLPを制作するには専門技術が必要ですが、非技術者向けに提供されているサービスやテンプレートを活用すれば初心者の方でも問題ありません。ここでは自社制作と外注についてそれぞれ解説します。
LPを自分で作るならペライチ等のサービスを活用する
LPを制作するならペライチのようなLP制作ツールを活用する方法がもっとも手軽です。
HTMLなどの技術面だけでなく、テンプレートを利用することでデザイン品質も一定レベルを担保できるため、非技術者でもビジネスに活用できるLPの制作が可能。
フォームや決済、予約システムなどの連携機能も充実しているため、低価格でLPを制作したい場合の選択肢として検討してみると良いでしょう。
WordPressの場合はテンプレートを活用する
WordPressはデザインテンプレートを活用するだけで、手軽に見栄えの良いWebサイトを用意できる点が魅力の一つ。
テンプレートの中にはLP機能を搭載したものもあるため、自社でLPを制作する際に有効活用できます。
テンプレートの他にもプラグインでLP制作ができるものもあり、プラグインを利用するとテンプレートとは異なり、サイト全体のデザインと切り分けてLPページだけ制作できるメリットがあります。
高品質なLPが必要なら制作会社へ外注する
LPの事前検討からコンテンツのライティング、画像や動画素材の準備まで自社では難しい場合、制作会社へ外注した方が社内コストを考慮すると安くつくケースも少なくありません。
なにより、やはり自社で制作するよりも高品質なLPを制作でき、施策の成果を大きく左右することを考えるとLP制作費用を確保して外注検討することをおすすめします。
ランディングページの作り方まとめ
本記事ではランディングページの作り方について、制作の流れと成果を上げるポイントをご紹介しました。
ランディングページだけでなく、コーポレートサイトからも成果を上げるよう改善したい場合は「BtoBコーポレートサイトの勝ちパターン」も参考にしてみてくださいね。
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