バナーとは?掲載の目的や効果と初心者向けの作り方をご紹介
更新日:2022年09月16日
ホームページに掲載するバナー。
このバナーとは何のことか、掲載の目的と効果や作り方を初心者の方に向けてご紹介します。
>>BtoBコーポレートサイトの勝ちパターンとは?(無料)
バナーとは
バナーとは、旗や垂れ幕を意味する英語の「Banner」で、Webにおけるバナーも旗がそうであるように宣伝目的の広告の役割を果たす画像を指します。また、同じWebでもホームページに掲載するバナーもあれば、Web広告で使用されるバナーもあります。
ホームページに掲載するバナーとは
ホームページに掲載するバナーとは、トップページや各ページ内、サイドエリアなど様々な箇所に掲載される画像で、ホームページの中でも特にユーザーへ訴求したい内容または他のページを露出させるバナーです。
ユーザーがホームページ内のどのページを閲覧するかは人それぞれで、どのページを閲覧したユーザーにも訴求するためにバナーを掲載するのが一般的な用途。
他にも画面をスクロールした距離や割合に応じて、ページ閲覧中のユーザーへ閲覧途中でバナーを表示させることで視線を集めたり、ページを離れようとしたユーザーにポップアップ形式でバナーを露出するなど、バナーの見せ方は多種多様です。
iPhoneやAndroidのバナーとは
ホームページやWeb広告で掲載するバナーとは別で、iPhoneやAndroidにおいてもバナーと呼ばれるものがあります。
この場合のバナーはOSやアプリなどから通知があった場合に表示される通知バナーを指すケースが多く、本記事でご紹介するWebのバナーとは別物になります。
バナーをサイトに掲載する目的と効果
多くのホームページに掲載されるバナーですが、なぜこれほどまでにバナーを掲載するサイトが多いのでしょうか?
ここからはバナー掲載の目的と効果、バナーを掲載する際の注意点について解説します。
バナーを掲載する目的
ホームページに掲載するテキストと比べると、バナー画像は目立ちます。
どれだけ魅力的なフレーズを用意しても、テキストだけでユーザーの目を引くよりもバナー画像を掲載した方が注目されるでしょう。バナーを掲載することで、ページの中でも特に訴求したいことを意図的にユーザーの視線を引き付けて伝えることができます。
バナーをクリックするとページ遷移し、ユーザーに閲覧してほしいページへ誘導することでホームページの目的に応じたユーザー導線を用意することができるのです。
バナー掲載の効果
バナーを掲載することで、ユーザーに訴求内容の印象を強く与えることができます。クリックして遷移先のページを閲覧しなくても、一定のユーザーにはバナーの内容を認知してもらえ、クリックしたユーザーには遷移先のページで更に多くの情報を伝えることができます。
ホームページの中でも特にユーザーへ閲覧してもらいたいページへの誘導強化も期待でき、どのページで集客してもバナー経由で意図したページの閲覧数を増やすことができます。
また、TOPページに特集ページや期間限定キャンペーンなどのピックアップコンテンツを訴求することも有効で、バナー掲載がなければ知る機会がなかったユーザーの機会ロスを減らすことができるでしょう。
バナー掲載時の注意点
画像のバナーによってユーザーへ効果的に訴求できる一方で、バナーには”広告感”が出るデメリットがあります。
ユーザーは様々なホームページを閲覧するため、「バナー=広告(ホームページ運営者による訴求)」であることを感覚的に理解しているユーザーも多いのが現実。闇雲にバナーを掲載することで嫌悪感を抱かれてしまう点には注意が必要です。
目立つバナーでもクリックされないケースも珍しくなく、不用意に掲載するデメリットと広告効果を期待できるメリットのバランスを考慮することが重要です。
また、ダークパターンと呼ばれる、明らかにユーザー体験を損ねる訴求方法でバナーを露出することはブランド毀損につながり、ユーザーからの信頼を損ねるため注意が必要です。
汎用的なバナーのサイズ例
ホームページに掲載するバナーは自由にサイズを決められますが、バナーには汎用的なサイズが複数あります。ここでは業界団体のIAB(Interactive Advertising Bureau)が定める国際標準規格を参考に、汎用的なバナーのパターンとサイズをご紹介します。
レクタングル
レクタングル(=Rectangle)は長方形の意味。
300×250pxの「レクタングル(中)」や336×280pxの「レクタングル(大)」が定番サイズです。
スクエア
スクエア(=Square)は正方形。
250×250pxのサイズはよく使用されています。
スカイスクレイパー
スカイスクレイパー(=Skyscraper)は超高層ビルの意味があり、バナーの場合は縦長の長方形バナーを指します。
160×600pxや300×600pxなど、縦600pxのバナーが主流で、視覚的なインパクトが強いサイズです。
バナー
バナーサイズの一つに「バナー」と呼ばれる、横長サイズのものがあります。
980×90pxや930×180pxのような大きいバナーは視認性が高いサイズです。
モバイル
スマートフォンだけに表示させる320×100pxや320×50pxも定番のサイズ。
Google広告で使用されるバナーのサイズ
Web広告のバナーは、広告配信結果のデータからユーザーが高い反応を示すサイズかどうかの判断が可能。
ファクトデータをもとに、今でもGoogle広告で使用されているバナーサイズは大いに参考になります。ここではGoogle広告で使用されるバナーのサイズをご紹介します。
▼Googleディスプレイ広告のバナーサイズ(単位:px)
300×100
750×300
750×200
750×100
950×90
88×31
220×90
300×31
980×90
240×133
200×446
292×30
960×90
970×66
300×57
120×60
320×400
600×314
468×60
728×90
250×250
200×200
336×280
300×250
120×600
160×600
320×50
320×100
300×50
425×600
300×600
970×90
240×400
980×120
930×180
250×360
580×400
300×1050
480×320
320×480
768×1024
1024×768
480×32
1024×90
970×250
375×50
414×736
736×414
(出典:Google 広告エディター ヘルプ)
初心者でもできる!バナーの作り方
バナー制作はノンデザイナーにとって敷居が高い業務に感じられるかもしれません。しかし、初心者でも可能なバナーの作り方があるので心配は不要です。
ホームページへ掲載するバナーは高度なデザインで美しさやかっこよさを伝えるよりも、ユーザーの興味を引き付けてクリックしてもらえることこそが重要。これらは必ずしもデザイン力と比例するわけではなく、ユーザーに合った訴求内容や訴求方法の方が結果を左右するからです。
失敗を防ぐバナーの作り方
バナーを制作する前に、以下のポイントを抑えることで失敗を防ぐことができます。
- バナーを掲載する目的を明確にする
- ページへ訪問するユーザーの想定ターゲットを絞る
- ラフを作って全体構成を固めてから詳細へ落とし込む
また、無料でも利用できる「Canva」を使う方法も、おすすめの作り方です。Canvaには25万点を超える無料テンプレートや100万点以上の素材が用意されているため、オンライン上で手軽にバナーを制作できます。テンプレートを活用することで、デザイン性を担保してバナー制作が可能です。
バナー掲載によるユーザー訴求以外にも、ホームページで成果を上げるためのノウハウは「BtoBコーポレートサイトの勝ちパターン」の成功ノウハウも参考にしてみてくださいね。