ドメインとは?初心者向けにわかりやすく解説

更新日:2023年06月05日

ホームページ運営時に必要なドメイン。

本記事ではURLやIPアドレスとの違いが分かりにくいドメインとは何かを、初心者の方に向けてわかりやすく解説します。また、記事後半では参考情報としてドメインの種類についてもご紹介します。

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ホームページのドメインとは?

ホームページにおけるドメインとは、Web上での「住所」のようなもので、ドメインはホームページのURLやメールアドレスでも使用されます。

(例)当ホームページのドメイン・URL・メールアドレス

ドメイン名:creal.co.jp

IPアドレス:157.112.152.44

URL:https://www.creal.co.jp/

メールアドレス:mail@creal.co.jp

 

加えて、ドメイン内で自由に設定できるサブドメインもあります。詳しくは「サブドメインとは?ドメインとの違いやメリット・デメリット、例をご紹介」をご覧ください。

ドメインとIPアドレスの違い

Webサイトへアクセスする際、ブラウザはIPアドレスを参照しています。

このIPアドレスは数字の羅列のためユーザーにとっては理解しづらく、覚えにくいですよね。そこでIPアドレスをわかりやすく文字列へ置き換えたものがドメインです。

ドメイン名:creal.co.jp

IPアドレス:157.112.152.44

ドメインとURLの違い

ドメインとURLは表記が似ているため、特に違いがわかりにくいかもしれませんね。

ドメインはWeb上の住所にあたるIPアドレスを文字列に置き換えたものですが、URLはWeb上の住所の中でも「ホームページの住所」に限定されます

URLにはホームページを表示する際の通信手段「通信プロトコル(例:https)」やWebサーバー名にあたるホスト(例:www)がドメインに加わったもの。

ドメイン名:creal.co.jp

URL:https://www.creal.co.jp/

メールアドレスのドメインとは

メールアドレス「mail@creal.co.jp」のドメインに該当するのが「creal.co.jp」。

ドメイン以外の箇所、@マークの手間にある「mail」はユーザー名で、ドメイン「creal.co.jp」を取得すると「●●@creal.co.jp」と任意のユーザー名とドメインから成るメールアドレスを利用してメールの送受信ができるようになります。

ドメイン取得(登録)とは

自社でドメインを取得してホームページ運営やメールアドレス利用をおこなうには、ドメインを取得する必要があります。

ドメインは「ICANN」が管理しており、ドメインを取得する場合に利用するのがレジストラと呼ばれる専門の会社が提供するドメイン取得サービス。ドメインを登録するとすぐに取得が完了し、サーバーとの紐づけが終わると取得したドメインを利用できるようになります。

なぜ、独自ドメインが必要なのか

自社でホームページを運営する際はドメインを取得(=独自ドメイン)する方法以外にも、ドメインをレンタルする方法があります。ドメインやサーバーはサービス提供会社が用意し、それらを自社がレンタル=間借りしてホームページを運営する形式です。

しかし、レンタルした場合はあくまでもドメインの所有者がサービス提供会社であり、万が一提供会社都合でサービス終了となった場合には新たにドメインをレンタルし直すか取得しなければいけません。

 

自社のホームページはWeb上の資産であり、他社の影響を受けないように独自ドメインを取得しておくことをおすすめします。

自社で独自ドメインを取得しておけば、仮に利用するサーバーを変更する場合でも引き続き同じドメインを使い続けることができます。

ドメインの主な分類

「.com」や「.jp」など定番のドメイン以外にも多くの種類があるドメイン。

ここからはドメインを取得する際の参考用に、ドメインの主な分類とドメイン例をご紹介します。

gTLD (汎用トップレベルドメイン)

gTLD (汎用トップレベルドメイン)「.com」「.info」「.net」など、誰でも自由に取得ができる汎用的なドメインです。

「.com」は商用サービス向け、「.org」は非営利団体向けといった用途がありますが、実際はどのようなホームページであっても、一部のgTLDを除いて自由に取得が可能です。

新gTLD

gTLDの中でも2012年以降に用意されたドメインを新gTLDと呼びます。

「.xyz」「.site」「.club」といった新しいドメインは、既に定番となっているgTLDでは他社に取得されているドメイン名でもまだ空いている可能性が高い点は魅力です。

sTLD(スポンサートップレベルドメイン)

sTLD(スポンサートップレベルドメイン)はgTLDの中でも取得できる対象者が特定の業界に限定されるドメイン。

例えば「.museam」は博物館や美術館、「.gov」はアメリカ政府のみが取得できるドメインです。

ccTLD (国別トップレベルドメイン)

ccTLD (国別トップレベルドメイン)は特定の国だけが取得できるドメインで、日本なら「.jp」、アメリカなら「.us」のように割り当てられています。

様々なJPドメイン

JPドメインには、日本の住所がある個人や法人が自由に取得できる汎用JPドメイン「.jp」の他、属性型JPドメインに分類される「co.jp」(企業)や「ac.jp」(学校法人)などもあります。

ドメインのまとめ

本記事ではドメインとは何か、URLやIPアドレスとの違い、ドメインの分類をご紹介しました。

Web担当者でもドメインを始めとする技術的な専門知識の多くは無くても問題ない立場の方が大半かもしれませんね。その場合は概要を理解する、新規でドメインを取得する際に適切な分類から取得するといった最低限の知識だけ抑えておきましょう。

 

ドメイン取得してWebサイトを制作・運用する上で知っておきたい「ホームページ運営の基礎知識 構成要素編もチェックしてみてくださいね。