Webサイトの種類と目的一覧!特徴や見分け方を解説
公開日:2022年10月26日
目的に応じた多くの種類があるWebサイト。
自社でWebサイトを立ち上げる際には、最適な種類を選んで目的を達成したいですよね。本記事ではWebサイトの種類と目的や特徴をまとめてご紹介します。
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Webサイトの種類と役割一覧
ここではWebサイトの分類から9種をピックアップし、それぞれのWebサイトの役割を解説します。
Webサイトの種類1:コーポレートサイト
企業サイトとも呼ばれるコーポレートサイト。
自社のことを伝える最も重要なWebメディアで、会社概要やサービス紹介、実績などのコンテンツを掲載します。気になる企業について調べるユーザーが真っ先に確認するのがコーポレートサイトのため、自社について詳しく知ってもらうためにも充実したコンテンツの掲載が求められます。
コーポレートサイトの目的
コーポレートサイトの目的は自社についてユーザーに知ってもらうこと。その上で資料請求やお問い合わせ獲得、自社商品の認知など、コーポレートサイトごとに期待するユーザーの態度変容を促して行動を喚起します。
ユーザーが求める自社に関する情報を網羅的に掲載します。
Webサイトの種類2:採用サイト
リクルートサイトとも呼ばれる採用サイトは、求職者向けに特化して求人情報を掲載するサイトです。
単に求人情報、採用条件だけを掲載しても応募につながりにくいため、自社で働く魅力を様々な角度から伝えるコンテンツを発信します。
採用サイトの目的
採用サイトの目的は求人応募の獲得や入社後のミスマッチを防ぐことによる離職率低下などが挙げられます。
求人情報だけでは伝わらない自社の情報、例えば自社の強みや魅力、社風や企業文化などの企業情報や、自社ではどのような人材が活躍できるか、入社するメリットや待遇など求職者へフォーカスした情報も取り揃えます。
Webサイトの種類3:サービスサイト
サービスサイトは自社のサービスに特化した情報サイトです。
サービスサイトの目的
サービスサイトは自社のサービス理解を促し、サービスへの申込み促進を図るWebサイトです。
担当営業と接点を持つ前に情報収集して購入候補を絞り込む消費者行動へ変化した今、見込み顧客がオンライン上で情報収集する上でサービスサイトから得られる情報は購買検討段階での重要度が増しています。
サービスの特徴や強み、競合優位性、料金プラン、導入事例など、サービス検討時に求められる情報を充実させたサービスサイトが理想。その上で、資料請求や無料お試し、有料プランの申込みといったコンバージョン完了まで、ユーザーが容易にオンライン上で目的を達成できるユーザービリティが求められます。
Webサイトの種類4:ブランドサイト
自社が展開するブランドの認知やブランドイメージ向上のために運用するWebサイトがブランドサイト。
コーポレートサイトが企業にフォーカスを当てているのに対して、ブランドサイトはあくまでも企業が保有するブランドにフォーカスを当てて運営されます。
ブランドサイトの目的
ブランドや製品ラインナップの情報を掲載するブランドサイトは、ECサイトのように購入がゴールとならない点で目的が異なります。
あくまでもブランドサイトは見込み顧客や既存顧客のブランド理解を促し、ファン化を図るサイト。結果として間接的に商品・サービスの購入につながることを期待しつつも、直接的なコンバージョン最大化を目指すサイト設計にならないケースが一般的です。
Webサイトの種類5:オウンドメディア
自社が保有するメディアを指すオウンドメディア、その中でもWebサイトの種類においては記事コンテンツを中心としたSEO集客をおこなうサイトを指すケースが一般的です。
自社が提供するサービスの見込み顧客を想定読者として、彼らに対して情報提供をおこないながらWeb集客を図ります。
オウンドメディアの目的
SEO記事を公開して検索ユーザーを集客する場合、情報を能動的に収集するユーザーとの接点を持てるため、一般的に広告集客よりも見込み度合いが高いユーザーの集客が可能です。
検索ユーザーのニーズに答える記事コンテンツを用意し、さらに有益なノウハウや事例を資料として公開しておけば資料請求=リード獲得も期待できますね。もちろん、直接お問い合わせを獲得することも可能です。
Webサイトの種類6:ランディングページ(LP)
Webサイトの中で最初に閲覧されたページをランディングページと呼びますが、Webサイトの種類においては申込み完了を促すページをランディングページと呼びます。
広告を配信してランディングページへユーザーを集客して商品購入を促したり、Webサイト内からランディングページへの導線を設置してお問い合わせを獲得したりと、最終的にコンバージョン獲得を狙います。
ランディングページ(LP)の目的
ランディングページではユーザーに対して何らかのオファーを投げかけ、ユーザーに期待通りコンバージョンしてもらうことが最大の目的。
そのためランディングページを閲覧したユーザーに対して、いかにコンテンツを読んでもらえるか、自社のオファーに魅力を感じてもらえるか、期待したコンバージョン行動を完了してもらえるかを熟考して制作する必要があります。
ランディングページの仕上がり一つで事業成果に大きな差が生まれるため、たかが1ページ、されど1ページ。ランディングページを制作した後もデータを分析しながら改善を繰りかえるLPOと呼ばれる取り組みも必要になります。
Webサイトの種類7:ECサイト
通販サイトとも呼ばれるECサイトは、多くの方にとって馴染みがあるサイトではないでしょうか。
Amazonや楽天のようなモール型のECサイトや、ASPを利用した自社ECサイト、より自由度の高い自社ECサイトを制作できるオープンソース型があります。
ECサイトの目的
ECサイトの目的はなんといっても自社商品の販売でしょう。
単純に新規顧客からの売上を追うケースもあれば、購入者に対して長い目で見てどのぐらい商品を購入いただけるか、いわゆるLTVを追うケースもあります。
Webサイトの種類8:ポータルサイト
入口や玄関の意味を持つポータル、Webサイトの種類でポータルサイトと呼ばれるタイプも”入口”の役割を果たし、そこからユーザーが求める情報コンテンツを提供していきます。
飲食店ポータルサイトであれば食べログやホットペッパー、美容室ならホットペッパービューティーや楽天ビューティー、複合ジャンルならエキテンやEPARKなどがあります。
ポータルサイトの目的
ポータルサイトの多くはマッチングビジネスモデルを採用しています。
店舗ポータルの場合、店舗事業者と来店ユーザーの双方が集まる場を提供してマッチングすることで、店舗は集客効果が期待でき、来店ユーザーは店舗を探したり詳細情報を得られます。
Webサイトの種類9:社内イントラサイト
社内イントラサイトは一般公開されない、企業の内部だけで利用されるサイトです。
社内向けの情報を集約することで、社員全員またはページによって特定権限がある社員だけが閲覧できるクローズドなサイトです。
社内イントラサイトの目的
社内イントラサイトは社内ナレッジの共有が目的となります。
サイト内にナレッジを蓄積し、関係者が常に最新の情報を得られる場を用意することで、情報共有と活用を促進します。
Webサイトの種類は目的から考える
Webサイトの種類を9つご紹介しました。
Webサイトには他にも種類があり、サイトを立ち上げる際は目的に応じて最適な種類を選択することが重要です。サイト公開・運営という手段が目的化しないようにくれぐれもご注意ください。
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