404 Not Foundページを見る方法とエラー原因をご紹介
更新日:2024年05月22日
見ようとしたページがエラー表示される404 Not Found。
せっかくページを開いたのにがっかりさせられますよね。でも、その404 Not Foundページ、実は見る方法があるんです。本記事では404 Not Foundページを見る方法とエラーの原因をご紹介します。
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404 Not Found(404エラー)とは
404 Not Found(404エラー)とは、ページが存在しないURLへアクセスすると表示されるHTTPステータスコードです。
「Not Found=見つからない」、エラー名の通りですね。
404 Not Foundページへアクセスすると、「404 Not Found」とだけ表示されるページもあれば、「このページは存在しません。」と表示するTwitterのように独自のページが表示されるサイトもあります。
404 Not Foundページを見る方法
基本的には「404 Not Foundページ=現在は存在しないページ」のため、アクセスしたURLの現在のページを見る方法はありません。
でも、次の2つの方法で404 Not Foundページを見ることができるかもしれません。それぞれの方法で何が見れるのか確認していきましょう。
サイト内検索から最新ページを探す
一つ目の方法がサイト内検索です。
アクセスしたURLには既にページがなくても、以前あったページが他のURLへ移動された可能性があります。つまりURLが変更されたことでアクセスしたページが404 Not Foundとなっているだけで、別のURLにはまだページが存在する可能性が考えられるということです。
そこでサイト内検索から現在のページを調べることで、最新のURLと探しているページが見つかる可能性があります。
過去ページ保存ツールを利用する
アクセスしたページが無くなっていて、他のURLに変わった訳でもない、現在のページはどこにも存在しない場合に試したいのが過去のページを調べられるツール「Wayback Machine」。
全てのページが保存されているわけではありませんが、Wayback Machineには世界中のWebページがキャッシュで保存されており、それらを無料で閲覧できます。
URLを検索した際に過去のページが保存されていれば遡ってページを閲覧することも。ページによっては過去の複数のタイミングでページが保存されているため、変更履歴も含めて調べられることもあります。
404 Not Foundの原因
ページが404 Not Foundと表示される場合、主に次の3つの原因が考えられます。
ページが削除されている
最も多いのはページが既に削除されているケース。
ページが存在しないステータスを表すコードが404ですから、これがオーソドックスな原因であり正常だとも言えますね。
ページURLが変更されている
ページのURLが変更された場合、古いURLへアクセスすると404 Not Foundと表示されるケースがあります。
本来はサイト運営者がURLを変更する際に、古いURLから新しいURLへリダイレクト処理(古いURLにアクセスすると、自動的に新しいURLに切り替わる処理)をおこなうもの。
しかし、リダイレクト処理がおこなわれていない場合は古いURLにアクセスしたままの状態となり、既にURLは変更されているため404 Not Foundとなるのです。
間違ったURLへアクセスしている
意外とよくあるのが、間違ったURLへアクセスしてしまっているケース。
ページは今でも存在しているのにURLの入力ミスやコピーアンドペーストの作業ミスによって、正しいURLへアクセスできていない場合は当然404 Not Foundとなります。この場合のページを見る方法は簡単、正しいURLへアクセスするだけ。
もしアクセスしたページが404 Not Foundと表示された場合、URLを間違えていないかをチェックしてみることをおすすめします。
404 Not Foundの解決方法【Web担当者向け】
ページを見るつもりでエラー表示となり、ユーザーをがっかりさせてしまう404 Not Found。
もしサイト運営側の立場なら適切に対処しておきたいところです。ここからは原因別の404 Not Foundエラーに対する解決方法をご紹介します。
ページを削除した場合の解決方法
単純にページを削除した場合は404 Not Foundとなるのが正常です。
「ページを削除した=該当URLは存在しない」ため、必要な対処はありません。
ページURLを変更した場合の解決方法
ページURLを変更した場合は、旧URLから新URLへのリダイレクト処理をおこないます。
リダイレクト処理されていない場合は旧URLへアクセスすると404 Not Foundとエラーが表示されるため、新URLへ自動的に転送されるように設定しましょう。
仮に旧URLが検索結果に表示されていなくても、ユーザーがブックマークしていたり、SNS上で紹介されていたりと、今後もどこかから旧URLへアクセスされる可能性はあります。
▼リダイレクト処理されていない場合
旧URL:https://www.creal.co.jp/old → 404 Not Found
新URL:https://www.creal.co.jp/new
▼適切にリダイレクト処理されている場合
旧URL:https://www.creal.co.jp/old → 新URLへ転送
新URL:https://www.creal.co.jp/new
一時的なURL変更でない場合は301リダイレクト処理(恒久的なリダイレクト)をおこないましょう。
間違ったURLの場合
ユーザーが間違ったURLへアクセスしてくる場合はサイト側での対処は不要です。
しかし、特定の間違ったURLへ継続的なアクセスがある場合はどこかに間違ったURLが掲載されている可能性もあります。アクセス解析時にそのようなURLを見つけた場合は掲載箇所の調査も検討してみることをおすすめします。
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HTTPステータスコード一覧
404 Not FoundはHTTPステータスコードの一種です。
ブラウザがWebページを表示しようとすると、Webページがあるサーバーで処理がおこなわれ、その際にブラウザへ返されるのがHTTPステータスコード。
ここでは参考情報として、ステータスコードについてご紹介します。
100番台のステータスコード
100番台のステータスコードは処理中の状態を表し、サーバー側でなんらかの処理がおこなわれている状態。処理は一瞬でおこなわれるため、実際に目に触れる機会が少ないステータスです。
200番台のステータスコード
200番台のステータスコードは正常を表し、一般的なWebページの多くがステータスコード「200 OK」となります。
200 OKのWebページはブラウザで正常に表示されます。
300番台のステータスコード
リダイレクト処理中を表すのが300番台のステータスコード。
恒久的にリダイレクト処理がおこなわれる301 Moved Permanently(301リダイレクト)や一時的にリダイレクト処理がおこなわれる302 Found(302リダイレクト)などがあります。
400番台のステータスコード
クライアントエラーを表す400番台のステータスコード。
404 Not Found以外にも、認証が必要なページで認証に失敗した際に表示される401 Unauthorizedや閲覧権限が無いページへアクセスした際に表示される403 Forbiddenなど、他にも多数のステータスコードがあります。
404 Not Foundを見る方法として使えたサイト内検索やWayback Machineの利用ですが、401 Unauthorizedや403 Forbiddenを見る方法としては残念ながら無効です。
サイト内検索は意味がありませんし、Wayback Machineに認証が必要・権限が無いページのキャッシュが保存されるケースも少ないからです。
500番台のステータスコード
500番台のステータスコードはサーバーに起因するエラーを表します。
サーバー障害が発生したり、急激なアクセスによってサーバーがダウンしたり、何らかの理由でサーバー側に問題が起きているため、サーバーが復旧するまで時間を置いてからアクセスすると正常(=500番台のステータスコードが返されない状態)に戻ります。
Web担当者なら考慮したい親切な404ページのポイント
404 Not Foundはページが存在しないため、アクセスしてきたユーザーに対して404エラーを表示すれば良いのですが、果たしてそれだけで十分なのでしょうか?
確かにそれでも問題ないのですが、ユーザーにとって他に何かできることは無いのかを考慮することもWeb担当者にとって大事なこと。ここでは404ページのポイントをご紹介します。
404エラーである点を明示する
404エラーのページでは、何よりもそのページが404エラーであることを分かりやすくユーザーへ伝えることが最優先。
質素な英語だけのテキストを表示してしまっては不親切ですよね。なぜユーザーが期待したようなページが表示されないのかが伝わるページを表示しましょう。
他のページへの導線を設置する
404エラーが伝わるページでも、それだけでは十分とは言えません。
ユーザーにとって404エラーページに用はないため、仮に404エラーページに表示されるコンテンツがエラーを表すテキストのみであれば、次の行動はサイトからの離脱のみ。
ページへアクセスしたユーザーの中には該当ページが無くてもサイト自体へ興味を持つユーザーも一定数いることを考慮すると、404エラーページからサイト内の他のページへの導線があると親切ですよね。
404エラーであることを伝えた上で、次のサイト内行動を促進させる導線を設置しましょう。
オリジナルデザインのページを用意する
404ページは意外と目にする機会があるページです。
そこで404ページにインパクトがあるオリジナルデザインのページを用意するのも有効です。期待したページが無くても、404ページ自体が魅力的であればサイトへの期待値が高まるかもしれませんね。
404 Not Foundのまとめ
404 Not Foundを見る方法やWeb担当者向けの原因と対処法をご紹介しました。「Wayback Machine」で404 Not Foundを見る方法は重宝するため、ぜひご活用ください。
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