ポータルサイトとは?意味や種類をわかりやすく解説
公開日:2022年11月16日
名前を聞くことはあるけど、意外と知らないことも多いポータルサイト。
一口にポータルサイトと言っても、実は複数の種類が存在します。本記事ではポータルサイトとは何か、種類や実例を交えてご紹介します。
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ポータルサイトとは?
ポータルサイトとはユーザーのハブとなるWebサイトのこと。
玄関の意味を持つポータルの名前の通り、ポータルサイトを入り口としてユーザーが求める情報に辿りくまでのつなぎ役を果たします。ポータルサイト内に豊富な情報を取り揃えていたり、ポータルサイトから外部サイトを網羅的に紹介していたりと、ユーザーが求める情報の提供方法はポータルサイトによって様々です。
ポータルサイトとホームページの違い
ポータルサイトはホームページの一種で、コーポレートサイト・ECサイト・サービスサイトなど、多くの種類があるホームページの中の一つです。
多くのホームページが運営元の商品・サービスを紹介したり、販売したり、お問い合わせにつなげる目的で運営されるのに対して、ポータルサイトはマッチング機能によるビジネスモデルを採用することが多い点も特徴的。
ポータルサイトを閲覧するユーザーと企業をマッチングすることで紹介料を得たり、サイト内に紹介枠やページを用意することで掲載料を得たり、広告費でマネタイズするといったビジネスモデルが一般的です。
例を交えてポータルサイトの種類をご紹介
ここからは実際のサイトを例に挙げながらポータルサイトの種類をご紹介していきます。
総合ポータルサイト
総合ポータルサイトはYahoo!JAPANに代表される、あらゆる情報を網羅的にまとめたポータルサイトです。
Yahoo!JAPANにはニュースや天気、ファイナンス、テレビや映画、地図に路線情報…と膨大な情報を多岐に渡るジャンルにおいて用意されていますね。
Yahoo!JAPANにアクセスすると、そこがハブとなりあらゆる情報に辿り着けるだけの巨大な規模のポータルサイトとなっています。
検索ポータルサイト
検索ポータルサイトは先ほどのYahoo!JAPANも含め、GoogleやBingのような世界中のWebサイトを検索できるポータルサイトです。
総合ポータルサイトはサイト内の情報を充実させることで利便性を高めますが、日々爆発的に増えるWebサイトの情報へアクセスするには検索エンジンを利用した方が便利と言えます。
ネット黎明期は総合ポータルサイト内にディレクトリ型でWebサイトが登録され、ユーザーはディレクトリ階層を下りながらWebサイトを探していましたが、現在は検索が主流へ変化しました。
業種特化ポータルサイト
業種特化ポータルサイトは飲食店なら「食べログ」、美容室なら「ホットペッパービューティー」、遊び・体験なら「アソビュー!」のように、特定のジャンルに絞って運営されているポータルサイトです。
大手ポータルサイトでは住所や最寄り駅から検索ができたり、指定条件で絞り込めたりと、膨大な情報量の中からユーザーが求める情報を探しやすくなる工夫も特徴的。
特定の業種に特化して運営されているため、飲食店なら空席を確認しながら日時や人数、利用プランを指定してWeb予約できる機能があったり、不動産なら物件の希望条件を細かく指定できたりと、業種ならではのユーザーニーズに答える機能も多く取り揃えられています。
地域ポータルサイト
地域ポータルサイトはローカルエリアに特化して地域に根ざした情報が掲載されているポータルサイトです。
福岡県に特化した観光情報を発信されている「クロスロードふくおか」のように、エリアを絞ることでニッチな情報まで取り上げられていたり、イベントやキャンペーンなど常に最新の情報が更新されていたりと、対象エリアの情報を収集するユーザーにとって有益な情報が充実しているポータルサイトが数多く存在します。
また、ネット上での情報や知識だけではコンテンツ化できない現地の生の情報が重要になってくるのも地域ポータルサイトの特徴です。
ブログポータルサイト
ブログポータルサイトはブログサービスを運営する企業がサービス利用者の運営ブログをまとめているポータルサイトです。
多くの芸能人がブログを運営していることでも有名な「アメーバブログ(アメブロ)」が代表例。
多くのWebサイトが検索エンジンからのアクセスを中心に集客するのに対して、ブログポータルサイトはポータルサイト内でユーザーが各ブログを行き来することも多く、ここからアクセスが集まることが特徴的。
比較ポータルサイト・口コミポータルサイト
ユーザーが投稿する情報(UGC:User Generated Contents)が集まる比較ポータルサイトや口コミポータルサイト。
「価格.com」では商品価格の比較や商品レビューを多く取り揃えることで、「mybest」では外部の専門家が実際に商品を検証した結果を紹介することで、どちらのポータルサイトもユーザーの商品選びに役立つ情報を提供されています。
社内ポータルサイト
企業内で権限がある社員のみがアクセスできる社内ポータルサイト。
スケジュールやファイルの共有など、リモートワークが一般化した今では多くの企業が活用しています。勤怠管理やワークフローのような機能が実装されているケースも。
ポータルサイト運営のメリットとデメリット
ここまではポータルサイトとは何か、そして様々な種類のポータルサイトをご紹介しました。
これらのポータルサイト、運営する企業としてはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
ポータルサイトのメリット
ポータルサイトには膨大な情報が集まることで、検索ユーザーの集客効果が期待できる点は大きなメリットの一つ。顧客接点の増加を狙えるということですね。
オリジナルの有益な情報であることが前提にはなりますが、情報量が増えるほど検索ユーザーの目に触れる機会は増えていくでしょう。
集客力が高まると前述のマネタイズが可能となります。
ポータルサイトのデメリット
ポータルサイトには鮮度の高い情報が求められるため、常に新しい情報の掲載や古い情報の更新ができる運用体制・仕組みを作る必要があります。
また、マッチングビジネスとしての収益化を目指す場合は、ポータルサイトを利用するユーザーとポータルサイト利用料を支払う企業やユーザーをバランス良く集める必要がありますが、これは決して容易ではありません。
ポータルサイトの作り方
ポータルサイトの運営を始める際には2つの作り方から選べます。
- 制作会社でオリジナルのポータルサイトを制作する
- ポータルサイト専門ASPを活用する
ポータルサイト専門ASPを活用すると制作コストを抑え、短期間で運営を開始することも可能です。社内に制作技術者が不在でもサイト設計やASPの設定をできる担当者がいる場合は検討しておきたいポータルサイトの作り方です。
一方で制作技術者はもちろん、サイトを設計できるスキルを持つ人材が足りない場合は制作会社へ依頼した方が無難。ASPを利用するより投資予算は必要になりますが、要望に合ったデザインや機能を取り揃えたポータルサイトを柔軟に制作してもらえ、自社オリジナルのポータルサイトを運営できるようになるでしょう。
ASP利用か制作会社へ依頼するか判断に迷われる場合は、専門の会社に一度相談してから検討してみるのも一つの手。こちらの「ホームページ制作サービス資料」もチェックしてみてくださいね。