ホームページをスマホ対応するべき理由と方法、費用相場を解説
公開日:2023年01月27日
ホームページには欠かせないスマホ対応。
最近のホームページではスマホ対応が絶対条件となるケースが大半で、パソコンよりもスマホでの表示を中心にホームページ制作をおこなうことも増えています。
本記事ではスマホ対応の方法や費用相場をご紹介します。
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ホームページのスマホ対応とは
スマホ対応のホームページはスマートフォンやタブレットなど様々な端末で正常に表示できます。
ユーザーによって異なる環境でホームページを閲覧しても、常に画面表示が崩れることなく表示されるようにデザインやコーディングを調整されたものがスマホ対応したホームページ。
スマホ対応のホームページは、画面サイズや画面比率などの端末によって異なるWeb閲覧環境に応じて最適に表示されます。
スマホ対応=モバイルフレンドリーなホームページ
Googleでは2015年からモバイルフレンドリーなホームページ、つまりスマホユーザーが快適に閲覧できるページを高く評価する「モバイルフレンドリーアップデート」と呼ばれるアルゴリズムのアップデートを全世界に展開しました。
ホームページをスマホ対応することはUX(ユーザー体験)を向上させ、結果的にGoogleをはじめとする検索エンジンからの評価も得ることができます。
スマホ対応の重要性高まる理由
ここからはホームページを利用する私達の環境の変化とSEO対策の観点から、スマホ対応の重要性を見てみましょう。
ホームページの閲覧デバイスはスマホが主流だから
総務省が公開している情報通信白書令和4年版によると、2021年の調査では68.5%のユーザーがスマートフォンでインターネットを利用していると発表されています。
端末別のインターネット利用率(個人)は、「スマートフォン」(68.5%)が「パソコン」(48.1%)を20.4ポイント上回っている。
(出典: 情報通信白書令和4年版「イ インターネットの利用動向」)
もしホームページをスマホ対応せずに、スマートフォンからページを閲覧した際に表示が崩れたり、ボタンを押せなかったり、文字が小さすぎて読めなかったりすると、この68.5%のユーザーに対して快適なUXを提供できない可能性があるということ。
もしスマホからも問題なくページを閲覧できていれば、そこからお問い合わせや申込みを獲得できていたかもしれません。このような機会損失につながるため、スマホ対応は一部の例外を除いて必須と言えます。
SEOはスマホページで評価されるから
Googleはスマホ用のページ(=パソコン用のページではない点が重要)でURLごとの評価をおこなっていると明言しています。
これはモバイルファーストインデックスと呼ばれ、仮にパソコンからアクセスした際のページ評価が高くても、スマホで表示されるページの評価が低ければこれが検索順位に反映されるということです。
Google のインデックス登録とランキングでは、スマートフォン エージェントでクロールしたモバイル版のサイト コンテンツを優先的に使用します。これをモバイルファースト インデックスと呼びます。
(中略)
モバイル版のページを用意することは、コンテンツを Google の検索結果に表示させるための要件ではありませんが、非常に強く推奨されています。
(出典:モバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法 | Google 検索セントラル)
もちろんGoogleの評価を得るためだけにスマホ対応をおこなうべきではありませんが、ユーザーにとって価値あるページがGoogleからの評価にもつながるため、スマホ対応はSEOの観点でも有効です。
スマホ対応することでSEO上有利になるというよりは、スマホ対応していなければ圧倒的に不利になると考えると良いでしょう。
3パターンのスマホ対応ホームページ
スマホ対応のホームページを制作する際のサイト構成として次の3つの対応パターンがあります。
1.パソコン用とスマホ用のページを別々に制作する
同じコンテンツを別のページで表示させる方法が一つ目の制作パターン。
パソコン用に制作した既存ページをベースにスマホ用ページを制作したり、最初からスマホユーザーだけを想定してスマホ専用ページを制作したり、デバイスごとに別ページを制作します。
前者はニーズに合わせた追加制作、後者は無駄な要素を省いて軽量化を図るなどパフォーマンス重視での制作。
別々のページで制作する場合、制作コストや修正コストが2ページ分かかるためコスト面ではデメリットもあります。
2.同じページでデバイスに応じたHTMLを動的に表示させる
1つのページに2つのHTMLを用意し、ユーザーのデバイス情報に応じてより適したHTMLを配信するダイナミックサービングと呼ばれる方法です。
パソコン用とスマホ用のHTMLを用意する必要がある点は先程のページを別々に制作する点と同じですが、ページは1つに集約できるため2つのページを管理する必要はありません。
3.レスポンシブデザインのサイトを制作する
1つのページに1つのHTMLを用意し、あらゆるデバイスで適切にページを表示させるレスポンシブデザイン。
表示されるページだけを見るとダイナミックサービングと変わりはありませんが、制作面ではレスポンシブデザインの方が手間を抑えられます。
一方でパソコン用の重たい画像や動画をスマホユーザー向けにも読み込むため、読み込み速度の重さがデメリットとして挙げられますが、最近は主流となったスマホユーザー向けのページをベースに制作することが増えているためデメリットの影響は小さくなったと言えます。
このような背景から、レスポンシブデザインのサイト制作が現在では主流になっています。
スマホ対応のホームページを制作する方法
ここからはスマホ対応のホームページ制作をおこなう方法をご紹介します。
WordPressのレスポンシブデザインテンプレートを使う
最近のWordPressテンプレートは基本的にレスポンシブデザインに対応しているものばかり。
簡易的なホームページであれば、WordPressで構築し、レスポンシブ対応のデザインテンプレートを利用するだけでスマホ対応のホームページ制作が可能です。
例えばホームページの運用に注力する予定はないけど、名刺代わりとなる企業ホームページは持っておきたい場合はなるべくコストを抑えられるためおすすめの制作方法です。
制作会社へ相談する
クオリティの高いホームページを制作したい、しっかりとホームページを運用していきたいといった場合はまず制作会社へ相談してみることをオススメします。
要望に適した制作方針や投資コストを把握した上で、自社にあった制作方法を検討するためにも有益な情報を得られるからです。
スマホ対応の方法も制作会社と相談しながら方針決めができますし、投資コストが見合わなければ外注を見送れば良く、相談に費用はかからないため、ホームページ制作の情報整理の意味でもぜひ相談してみてください。
レスポンシブデザインによるスマホ対応の費用相場
ホームページ制作の制作費用は要件によって大きく変わりますが、ここでは目安となるレスポンシブ対応の費用相場をご紹介します。
既存ページのレスポンシブ化の費用相場:1万円〜3万円
ブレークポイントの設定・変更:5,000円~1万円
画像のレスポンシブ化の費用相場:3,000円~7,000円
新規ページのデザイン+コーディングの費用相場:3万円~5万円
尚、上記新規ページの費用は下層ページの費用相場で、TOPページは下層ページより高くなる傾向があります。また、ブレークポイントとはパソコンとスマホ、タブレットの表示を切り替えるポイントで、例えば横幅を指定ピクセル以下ならスマホ用に表示するといった設定です。
弊社でホームページを制作する際の料金例もぜひ参考までにご覧ください。
スマホ対応はホームページに必須の条件
これからホームページを制作する場合は、ユーザーがスマホから閲覧しないホームページといった限定的なケースでない限りスマホ対応が必須の時代。
スマホ対応をはじめ、高いユーザー体験を提供できるホームページを制作・運用していきましょう。
ホームページ制作を検討される場合は、レスポンシブ対応を含め高品質なサイト制作をご提供している「Webサイト制作サービス資料」もぜひご覧ください。